紙本著色人体解剖図巻 伝吉村蘭州筆 (しほんちゃくしょくじんたいかいぼうずかん でんよしむららんしゅうひつ)

名称(事業名) | 紙本著色人体解剖図巻 伝吉村蘭州筆 |
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ふりがな | しほんちゃくしょくじんたいかいぼうずかん でんよしむららんしゅうひつ |
指定区分 | 県指定文化財 絵画 |
指定年月日 | 昭和37(1962)年 1月 12日 |
所在地(市町村) | 山形市八日町 |
所有者(実施団体名) | 個人(個人所有のため地図を表示せず) |
概要 (活動状況等) |
天明3年(1783年)6月25日、京都伏見において、蘭方医小石元俊(名は道、字は有素)が執刀し、日本医学史上で有名な、刑屍の解剖が行われた。その記録は『平次郎臓図』として斯界によく知られるもので、現在、類本が五巻ほど確認されている。 この図巻はその1つで、巻頭に「犯人平次郎」とある。処刑された彼の屍の下賜を請い、解剖の作業順序にしたがって、大小60余りの図を描き、『解体新書』と校合しつつ、解剖学的な所見を記している。 この解剖には、元俊の下に、解剖助手として原田雄伯他2名、画工として吉村蘭洲他2名、その他観者等を含め都合16名が参加した。 本図は、医学と絵画の実証的精神の産物であり、この画巻が、 類本の内の原本とも目されている。 縦27.0㎝、横12.74m。 |
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公開の有無:無 |