紙本淡彩若竹蜻蛉図 高橋草坪筆 (しほんたんさいわかたけとんぼず たかはしそうへいひつ)

名称(事業名) | 紙本淡彩若竹蜻蛉図 高橋草坪筆 |
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ふりがな | しほんたんさいわかたけとんぼず たかはしそうへいひつ |
指定区分 | 県指定文化財 絵画 |
指定年月日 | 昭和38(1963)年 12月 20日 |
所在地(市町村) | 山形市大手町1-63 |
所有者(実施団体名) | (公財)山形美術館 |
概要 (活動状況等) |
高橋草坪(1802?~33)は、名を雨、字を元吉という。豊後(大分県)杵築の商家に生まれ、少年時代より画を好み、若くして他界した。遺作は少ないが、いずれも品格の高い画である。 中央下方には、細密な描写の奇石、その左脇に、すっと伸びた若竹が簡潔な筆で描かれ、その先端には 赤いとんぼ(蜻蛉・蜻蜓)が止まり、羽を休めている。右端に「御餘深港無人過、只有蜻蜓立筍尖」の画賛と、「辛卯初冬写、於胸中有佳処、草坪雨」の款記が、一行にすっきりと書かれている。 唐の詩人杜甫にも、「翡翠鳴衣桁、蜻蜓立釣絲」の詩句があり、草坪は胸中に浮かんだこうした詩的情景を、細長い絵画空間のなかに巧みに表現している。辛卯すなわち天保2年(1831)の作である。長谷川吉郎家より山形美術館に寄贈。 縦108.5cm、横31.5cm |
問い合わせ先 |
山形美術館 期間限定での公開 見学の際、事前連絡必要 公開の有無:有 ホームページ:紙本淡彩若竹蜻蛉図 高橋草坪筆 Tel:023-622-3090 |
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