絹本著色古岳上人像 冷泉為恭筆 (けんぽんちゃくしょくこがくしょうにんぞう れいぜいためちかひつ)

名称(事業名) | 絹本著色古岳上人像 冷泉為恭筆 |
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ふりがな | けんぽんちゃくしょくこがくしょうにんぞう れいぜいためちかひつ |
指定区分 | 県指定文化財 絵画 |
指定年月日 | 昭和38(1963)年 12月 20日 |
所在地(市町村) | 遊佐町菅里 |
所有者(実施団体名) | 個人 |
概要 (活動状況等) |
冷泉為恭は文久2年(1862年)に、田中訥言模写の『伴大納言絵巻』を持っていたので、所蔵者であった京都所司代酒井忠義に接近した。このため幕府に通じていると風聞が立ち、尊皇派の浪士に狙われるようになった。親交のあった紀州の粉河寺の僧願海の許に身を寄せ、心蓮光阿と称して隠れていた。そのころ古岳上人と親交があって、描いたものと思われる。 この絵は紀伊の藤崎山、紀の川の流れに近く、遠く高野山を望んで、悠々風月を友とし、古琴を弾ずる古岳庵幽真の像を描いている。色紙の賛は、三條西季知の和歌である。 画中に「光阿」の落款と「菅」の朱文方印がある。 縦116.8㎝、横51.5㎝ |
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公開の有無:無 |