木造千手観音立像 (もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう)

名称(事業名) | 木造千手観音立像 |
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ふりがな | もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう |
指定区分 | 県指定文化財 彫刻 |
指定年月日 | 昭和33(1958)年 7月 25日 |
所在地(市町村) | 大石田町大字大石田丙206 |
所有者(実施団体名) | 乗船寺 |
概要 (活動状況等) |
頭上中央に仏面をあらわし、その右に菩薩面1面が残るが、他の8面は失っている。 手は、合掌手・宝鉢手を除いて、右に8本、左に9本が残るが、持物は1つも存しない。 ヒノキ材の寄木造で玉眼入り、水晶の白毫がある。条帛には網目、裳の折り返し部には麻の葉繋ぎ、蓮華唐草・網目・格子と斜格子の組み合わせ、裳の膝から下には、蓮華唐草の丸文・卍繋ぎの各文様が、截金であらわされている。口唇には朱が残っている。 胎内に、種子キリークを刻んだ金属製の小円板を打ちつけ、また「正慶二年(1333年)三月丗日、千手観音」の墨書銘がある。 この像は、鎌倉最末期の精緻な截金(きりがね)文様が施された千手観音像として、類例の少ないものである。 (像高45.0㎝) |
問い合わせ先 |
乗船寺 公開の有無:有 Tel:0237-35-2233 |
地図 |