木造伝大日如来坐像 (もくぞうでんだいにちにょらいざぞう)

名称(事業名) | 木造伝大日如来坐像 |
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ふりがな | もくぞうでんだいにちにょらいざぞう |
指定区分 | 県指定文化財 彫刻 |
指定年月日 | 平成8(1996)年 5月 31日 |
所在地(市町村) | 米沢市本町3丁目1-39 |
所有者(実施団体名) | 昌伝庵 |
概要 (活動状況等) |
本像は割矧造になり、玉眼を嵌入(かんにゅう)し(右の玉眼は欠失)、漆箔を施している。当初は、頭部に八角柱状の宝冠をつけていたものと見られる。衲衣(のうえ)の襟際に沿って鑿を入れて、頭・胸部と体部を割り離しているが、この仕様は、鎌倉中期以降しばしば認められている。 本像は、像内3ヵ所に墨書銘があり、延文5年(1360年)に兵部法眼(ひょうぶほうげん)円慶と、式部法橋(しきぶほっきょう)宗祐が作ったことが知られている。昌伝庵は永正5年(1508年)の創建と伝えられていることから、他の寺から移入された像と思われる。 なお、衲衣と偏衫(へんざん)を着用する形式が、大日如来像としては異例であるが、銘文により大日如来像であることが確実な仏像である。 (像高78.5㎝) |
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公開の有無:有 |
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