半磁器黄瀬戸狛犬 (はんじききせとこまいぬ)

名称(事業名) | 半磁器黄瀬戸狛犬 |
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ふりがな | はんじききせとこまいぬ |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和28(1953)年 2月 20日 |
所在地(市町村) | 川西町中小松2886 |
所有者(実施団体名) | (財)掬粋巧芸館 |
概要 (活動状況等) |
古瀬戸の器種は、瓶子・四耳壷・水注など、中国の青磁や白磁を模した高級品から、天目茶碗・茶入などの茶陶、さらに鉢・皿・片口などの実用品まで多様だが、独特のものとして、彫刻作品のような狛犬がある。 狛犬は、口を開いた阿型と、口を閉じた吽型で左右一対をなす。古瀬戸の狛犬は、現在数十体の遺例が知られ、体型により細身の山犬型と、太身の獅子型の二種に分類される。 この狛犬をみると、犬きく開いた口、鋭い眼光、三角に切り取られた爪先など、力強い造形が見事というほかはない。全身には美しい黄緑色の灰釉が、丹念に掛けられ、焼成温度が高かったためか、胎土に亀裂が生じているのが、かえって迫力を増している。 胴から後脚にかけては、山犬型に近いが、胸と前脚の堂々とした感じは、根津美術館所蔵の獅子型狛犬(重要文化財)と似ており、中間的な体型の狛犬として珍しく、室町時代後期の作と考えられる。(高さ22.5㎝) |
問い合わせ先 |
公開の有無:無 ホームページ:半磁器黄瀬戸狛犬 Tel:0238-42-3101 |
地図 |