磁器青華唐草文蓋付筆洗 (じきせいかからくさもんふたつきひつせん)

名称(事業名) | 磁器青華唐草文蓋付筆洗 |
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ふりがな | じきせいかからくさもんふたつきひつせん |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和28(1953)年 2月 20日 |
所在地(市町村) | 川西町中小松2886 |
所有者(実施団体名) | (財)掬粋巧芸館 |
概要 (活動状況等) |
明王朝が成立すると、官窯品に年号銘を入れるのが通例となり、古く格調の高い宣徳年製(1426~35年)は、わが国で称揚されてきた。 この筆洗も、本体側面と蓋裏に「大明宣徳年製」の銘が、端正な楷書で横1行に記され、官窯としての出自を誇示している。洗練された文様構成と、純白の地に染み込んだ、藍色の濃淡が美しい。可憐さのなかに気品をただよわす、王朝の貴婦人を思い起こさせる。 蓋の表面は蔓唐草で覆われ、中央の菱稜形の窓には三種の花。側面は鉄線花の唐草、裏面には松竹梅が描かれている。本体の側面は亀甲つなぎ文で埋められ、4つの窓には、菊唐草と宝相華唐草が配されている。 内部は3つの部分に区切られており、従来から筆洗といわれてきたが、実際の用途はよくわからない、文房具の珍器である。 (長さ31.8㎝、高さ7.0㎝) |
問い合わせ先 |
公開の有無:有 ホームページ:磁器青華唐草文蓋付筆洗 |
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