磁器青磁凸花文瓶 (じきせいじとつかもんへい)

名称(事業名) | 磁器青磁凸花文瓶 |
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ふりがな | じきせいじとつかもんへい |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和28(1953)年 2月 20日 |
所在地(市町村) | 川西町中小松2886 |
所有者(実施団体名) | (公財)掬粋巧芸館 |
概要 (活動状況等) |
北宋に入ると、越州窯が衰退し、龍泉窯が台頭してくる。竜泉窯は、中国最大の青磁窯として栄え、膨大な数の青磁を生産し、日本や東南アジアなどに、大量に輸出した。 わが国の茶人たちは、龍泉窯の青磁を、その発色と釉調から、砧青磁・天龍寺青磁・七官青磁と区別してきたが、近年の研究によって、それらは南宋・元・明の時代に対応することが判ってきた。 この瓶は通常は砧青磁花入と称されているが、やや緑色を帯びた発色と光沢のある肌の調子から見て、南宋から元時代の砧と、天龍寺の中間的な青磁といえよう。 胴部には、型で作った文様片を、貼り付ける貼花技法を用いて、牡丹の花と葉を浮き上がらせている。わが国の茶人に好まれたのか、浮牡丹手と呼ばれる、同種の壷や水指・水注などが、多数伝存している。 (高さ27.6㎝、径12.1㎝) |
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公開の有無:有 ホームページ:磁器青磁凸花文瓶 |
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