木製曼荼羅懸仏 裏面に寛喜三年の刻銘がある(秘宝館安置) (もくせいまんだらかけぼとけ うらめんにかんぎさんねんのこくめいがある(ひほうかんあんち))

名称(事業名) | 木製曼荼羅懸仏 裏面に寛喜三年の刻銘がある(秘宝館安置) |
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ふりがな | もくせいまんだらかけぼとけ うらめんにかんぎさんねんのこくめいがある(ひほうかんあんち) |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和28(1953)年 12月 17日 |
所在地(市町村) | 山形市大字山寺4456-1 |
所有者(実施団体名) | 立石寺 |
概要 (活動状況等) |
この大きな木製懸仏は、儀軌(ぎき≒法則)に依らないもので、奉納者の自由な信仰と意向による曼荼羅懸仏であり、他に類例の少ないものといえよう。 中央に十一面観音(坐像)を安置し、その上部に金剛界大日(坐像)を置き、右回りに釈迦・阿?(あしゅく)・降三世(ごうざんぜ)・宝生(ほうしょう)・不動・弥勒・薬師の各坐像を配置している。何れも20㎝余の小坐像であるが、懸仏の裏面に、刻銘が見られて、甚だ貴重である。 なお、銘によりこの懸仏は、鎌倉時代中期の寛喜3年(1231年)に、立石寺院主實賢によって奉納されたことがわかる。 直径92.7cmの豪華で大きな懸仏であるが、江戸時代末期に金箔等で塗り替えされた。 |
問い合わせ先 |
立石寺 期間限定での公開(4月末~11月末) 公開の有無:有 Tel:023-695-2003 |
地図 |