青磁牡丹唐草凸花文瓶 (せいじぼたんからくさとつかもんへい)

名称(事業名) | 青磁牡丹唐草凸花文瓶 |
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ふりがな | せいじぼたんからくさとつかもんへい |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和30(1955)年 10月 25日 |
所在地(市町村) | 米沢市丸の内1-4-13 |
所有者(実施団体名) | 上杉神社 |
概要 (活動状況等) |
上杉謙信・景勝の御手択(おてえらび)品の代表格。中国の南宋、浙江省龍泉窯の焼成と認められるが、霞の紗を通した、春の空の如き青の美しさ、釉のむらなく冴えた光は、見事である。 その青の中から、大胆な唐草が静かに浮き出し、大きくゆったりとした胴の線と、よく調和して、自然な風趣をただよわせる。腰下は鎬文をめぐらせているが、鋭い縦の彫りが、大柄な花瓶を引きしめている。 釉はすがすがしい青色で、半透明・半光沢で、胎土はねずみ色に近い灰白色、露台は赤褐色で、一般に砧(きぬた)青磁と称されている。 わが国には、鎌倉時代に数多く輸入されたこの花瓶が、いつどのような経路で上杉家に入ったのか、残念ながらその記録はないが、景勝の時代以前であることは、確かなようである。 (高さ53㎝、胴径35.8㎝) (口径9㎝、底径17.5㎝) |
問い合わせ先 |
上杉神社宝物殿稽照殿社務所 期間限定での公開 公開の有無:有 Tel: 0238-22-3189 |
地図 |