鰐口 暦応五年壬 午七月二十六日の銘がある (わにぐち りゃくおうごねんみずのえうましちがつにじゅうろくにちのめいがある)

名称(事業名) | 鰐口 暦応五年壬 午七月二十六日の銘がある |
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ふりがな | わにぐち りゃくおうごねんみずのえうましちがつにじゅうろくにちのめいがある |
指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和30(1955)年 10月 25日 |
所在地(市町村) | 遊佐町上蕨岡字松岡51 |
所有者(実施団体名) | 鳥海山大物忌神社 |
概要 (活動状況等) |
南北朝時代の北朝年号暦応5年(1342年)、願主藤原守重が、鳥海山に奉納した鰐口で、作者は不明である。 本体は銅製で、径29.4cm、厚さ11cm。表裏とも中心部に、陽鋳で円形の子房と、その周囲に、蓮花花弁のくずれた撞坐(つきざ)がある。鰐口面は、撞坐を中心に二条圏線内の内区、三条圏線内の外区、同線外にあたる銘帯の3区にわけられ、各区には、陽鋳による銘文がある。 銘文にある「鳥海山」は、山名の初出であり、県内現存の紀年銘のある鰐口の中の最古で、釣手のつけ方と、耳の小型であることが、古い製法を示している。藤原守重を、荻原と読む説(『大日本地名辞書』)もある。 |
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公開の有無:無 |
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