擬宝珠堆朱盆 (ぎぼしついしゅぼん)
| 名称(事業名) | 擬宝珠堆朱盆 |
|---|---|
| ふりがな | ぎぼしついしゅぼん |
| 指定区分 | 県指定文化財 工芸品 |
| 指定年月日 | 昭和38(1963)年 12月 20日 |
| 所在地(市町村) | 上山市矢来4-6-8 |
| 所有者(実施団体名) | (財)蟹仙洞 |
| 概要 (活動状況等) |
漆を器体に何度も塗り重ねて、適当な厚さとし、その表面に、刀で図柄や文様を彫刻する技法を、彫漆という。最も一般的なものが、朱漆の層を浮き彫りにした堆朱で、稀に黒漆や黄漆を用いた堆黒・堆黄もある。 堆朱は、中国では剔紅(てきこう)と呼び、日本には鎌倉時代以降盛んに輸入された。 この擬宝珠堆朱盆は、木製の器に黄色の漆で下地を作り、その上から朱漆の層を厚く重ねているが、間に黒漆の層が2本はさまっているのが珍しい。表面には擬宝珠の花3輪と蕾や葉が、大きく堂々とした構成で彫り出されている。刀技の冴えと同時に、花弁の柔らかさ、茎と葉のしなやかさも感じられ、優美な様式からみて、明時代初期の、永楽年間(1403~24年)ごろの製作と思われる。 (径33.0㎝、高さ4.5㎝) |
| 問い合わせ先 |
期間限定での公開 公開の有無:有 ホームページ:擬宝珠堆朱盆 Tel:023-672-0155 |
| 地図 |

