藤原定家筆 願文 (ふじわらさだいえひつ がんもん)

名称(事業名) | 藤原定家筆 願文 |
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ふりがな | ふじわらさだいえひつ がんもん |
指定区分 | 県指定文化財 書跡 |
指定年月日 | 昭和32(1957)年 3月 1日 |
所在地(市町村) | 山形市七日町1-4-12 |
所有者(実施団体名) | 慈光明院 |
概要 (活動状況等) |
鎌倉時代前期の公卿・歌人である藤原定家(1162~1241年)が、貞応2年(1223年)10月、京都岩清水八幡宮の第34代別当、田中宗清の懇願により認めた願文で、内容は男山八幡の権別当法印が、八幡の神徳をたたえ、弟子、一門の繁栄を祈り、さらなる精進を誓うというものである。 この時、定家62歳。新古今和歌集を撰した歌壇の大御所としての地位を不動のものにする一方、『古今集』や『後撰集』、それに漢籍等の書写に精を出している。 本文もその延長線上にあり、仮名を主体とした筆跡であるが、定家の字体の特徴が良く出ているものである。総体的にのびやかであり、強い筆力と軽快な筆致とが交錯し、彼一流の雅趣に富む書風となっている。 願文はもと52行あったが、後世に35行のこの大願文と、残りの小願文(17行)とに分けられた。 |
問い合わせ先 |
慈光明院 期間限定での公開 見学の際、事前連絡必要 公開の有無:有 Tel:023-622-2228 |
地図 |