延文二年阿弥陀板碑 (えんぶんにねんあみだいたび)

名称(事業名) | 延文二年阿弥陀板碑 |
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ふりがな | えんぶんにねんあみだいたび |
指定区分 | 県指定文化財 歴史資料 |
指定年月日 | 昭和30(1955)年 10月 25日 |
所在地(市町村) | 山形市幸町5-22 |
所有者(実施団体名) | 正楽寺 |
概要 (活動状況等) |
南北朝期の延文2年(1357年)の板碑。安山岩の自然石で造られ、高さ75㎝、上部幅27㎝、下部幅34㎝、厚さ20㎝。正面の上部から中央部にかけ図案化され陰刻した蓮華座の上に、キリーク(阿弥陀)を力強い線で陰刻し、星と飛雲をかたどり、著しく模様化している。蓮華座の下中央に「延文二年大才丁酉七月廿一日敬白」と紀年銘を刻み、その左右に「右意者為逆修善根乃至法界平等利益也」と刻んでいる。延文2年は北朝の年号で、南朝年号では正平12年にあたる。「大才」は「大歳」の略字で、歳星木星を表しているといわれる。陰陽学の星宿思想からくるものと考えられ、種子や蓮華座を星と飛雲の形にしたのも、この思想からである。また、造立趣旨の「逆修善根」は「生前に死後の菩提利益のために善根を積む」という意である。 |
問い合わせ先 |
正楽寺 公開の有無:有 Tel:023-623-1306 |
地図 |