ニセミノ (にせみの)

名称(事業名) | ニセミノ |
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ふりがな | にせみの |
指定区分 | 県指定文化財 有形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和52(1977)年 8月 19日 |
所在地(市町村) | 山形市霞城町1-8ほか |
所有者(実施団体名) | 県立博物館ほか |
概要 (活動状況等) |
ニセミノとは、山形市周辺の市町村の農民が作ったみのの一種で、「荷背負いみの」の方言化した名称である。 荷物を背負う時に使用され、ワラ・ウリハダカエデの皮(オッカワ・マダ・ウリキとも称する)、赤・藍・木綿糸を材料にして二重に編まれている。 特に外側の編み文様として、上部には安全祈願の信仰をこめた9つの宝珠文様が、下部には長寿祝いの松や家紋、亀甲文様などが編み込まれている。 青年が婚約した女性に贈り、妻になってからもそのニセミノを着て夫の手技の良さを見せ合ったものとも言われ、農民の作る造形美と機能の良さが表れている。 指定されているのは県立博物館所蔵の5点と、山形市長谷堂二位田の尚古館(明円寺)所蔵の10点である。 |
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公開の有無:有 |
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