羽黒山南谷 (はぐろさんみなみだに)

名称(事業名) | 羽黒山南谷 |
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ふりがな | はぐろさんみなみだに |
指定区分 | 県指定文化財 史跡 |
指定年月日 | 昭和27(1952)年 4月 1日 |
所在地(市町村) | 鶴岡市羽黒町手向字羽黒山33の内 |
所有者(実施団体名) | 月山神社出羽神社湯殿山神社 |
概要 (活動状況等) |
羽黒山の南山腹にあり、杉木立の石段参道を三ノ坂で右折して、約400m行った平坦な台地である。標高は約290m。慶安2年(1649年)、別当天宥が山上の別当寺などの移転地に選び、寛文2年(1662年)から壮大な客殿を造営させた。その後、火災で焼失し玄陽院の建物を移築して、別当寺別院(紫苑院)としている。明治以降にこの建物も取り払われているが、礎石と泉石が遺存している。 松尾芭蕉は元禄2年(1689年)に別院に投宿し、別当代の会覚阿闇梨(えかくあじゃり)から手厚いもてなしを受け、地元の句会で「有難や雪をかほらす南谷」と詠んでいる。現在は杉の林間に往時の礎石が点在し、天宥の工が公家趣向に造園したという絶妙の泉井(せんせい)の名残として、島を囲む心字池が幽深な趣をかもしだしている。 |
問い合わせ先 |
出羽三山歴史博物館 公開の有無:有 ホームページ:羽黒山南谷 Tel:0235-62-2355 |
地図 |