一里塚 (いちりづか)

名称(事業名) | 一里塚 |
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ふりがな | いちりづか |
指定区分 | 県指定文化財 史跡 |
指定年月日 | 昭和28(1953)年 2月 20日 |
所在地(市町村) | 酒田市大町字大野 |
所有者(実施団体名) | 山形県ほか |
概要 (活動状況等) |
酒田市大町大野の通称松山街道沿いにある。 以前はこの一里塚の所が、最上川を越えて、鶴岡に出る遊摺部道との交差点になっていた。現在は、遊摺部道は失われ、一里塚に立っている高さ117㎝の自然石を利用した道標に僅かにその名残を留めるに過ぎない。道標の上部に種子(しゅじ)「ジク(般若菩薩)」を刻み、下部に「右はぐろつるおか左まつやまきよ川宝暦四年甲戌初夏吉辰」の銘文が刻まれている。道標の西に少し離れて立つ榎は昭和40年代に植樹されたものである。 また、慶長6年(1601年)4月、最上義光が上杉領の庄内を攻めた時、その軍勢が川南から最上川を越えて酒田側に攻め入ったのが、この一里塚付近と伝えられ、「駆け上がりの一里塚」ともいわれている。近世交通に関する数少ない史跡である。 |
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公開の有無:有 |
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