須恵器窯跡 (すえきかまあと)

名称(事業名) | 須恵器窯跡 |
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ふりがな | すえきかまあと |
指定区分 | 県指定文化財 史跡 |
指定年月日 | 昭和32(1957)年 8月 16日 |
所在地(市町村) | 上山市葉山5-20 |
所有者(実施団体名) | 個人 |
概要 (活動状況等) |
昭和32年(1957年)に葉山温泉の旅館新築中に3基の登窯(窖窯(あながる))が発見された。現在、3号窯の上半部のみ旅館内に保存されている。それは推定全長6m、焼成部幅1.4m、現存している上半部は3.5mで、半地下式の構造である。 ここから出土した須恵器の坏(つき)は、底部が糸切りで、周辺部は回転ヘラ削り調整が行われている。また焼台に使われた坪はヘラ切の底部を持っている。高台碗や蓋などもあるが、底径・口径とも大型で、高台の高さも高い。年代は8世紀後半と推定される。 葉山窯跡を南端として、上山市西部の丘陵地帯から山形市松原にかけて、三千刈・弁天・久保手・小松原・オサヤズなど須恵器を焼成した8世紀後半から9世紀の窯跡群が密集する。三千刈・小松原・オサヤズなどからは平瓦片も出土している。最上郡衙などに供給する官窯であったのであろう。 |
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公開の有無:有 |
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