須恵器窯跡 (すえきかまあと)

名称(事業名) | 須恵器窯跡 |
---|---|
ふりがな | すえきかまあと |
指定区分 | 県指定文化財 史跡 |
指定年月日 | 昭和33(1958)年 7月 25日 |
所在地(市町村) | 鶴岡市大荒字荒沢前167-1の内 |
所有者(実施団体名) | 鶴岡市 |
概要 (活動状況等) |
庄内南西部丘陵古窯跡群は県内でも有数の古代窯業遺跡の一つで、西目、山口、荒沢、町沢田の支群で構成される。荒沢支群では11基の窯跡が確認されているが、第1号窯跡は昭和33年(1958年)4月、山形大学教育学部柏倉亮吉教授および致道博物館が発掘調査を行った。 北向き斜面を利用した半地下式の登窯跡で、主軸全長11.46m、両側の壁が良好に残る焼成部の最大幅は1.5m。また、焚口と燃焼部は焼成部よりやや狭く、1.2mである。非常に細長い窯で、燃焼部と焼成部を区分する特別な施設はない。焼成部勾配は斜面の勾配と同じ20度である。窯跡床面からの土器は甕や壷、坏、高台付坏等の須恵器で、9世紀初頭の窯跡である。 なお、山形県内で11mを超える窯跡は川西町壇山窯跡や南陽市梨郷平野窯跡等からも検出されている。いずれも8世紀末から9世紀初頭の所産である。 |
問い合わせ先 |
公開の有無:有 |
地図 |