ヤマガタダイカイギュウ化石 (やまがただいかいぎゅうかせき)

名称(事業名) | ヤマガタダイカイギュウ化石 |
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ふりがな | やまがただいかいぎゅうかせき |
指定区分 | 県指定文化財 天然記念物 |
指定年月日 | 平成4(1992)年 8月 28日 |
所在地(市町村) | 山形市霞城町1-8 |
所有者(実施団体名) | 山形県 |
概要 (活動状況等) |
大江町の用地区の最上川河床に露出する砂岩から、昭和53年(1978年)、山形県立博物館が発掘した。頭骨を含むほぼ完全な海牛の骨格化石で、和名を「ヤマガタダイカイギュウ」と呼ぶ。約800万年前の化石で、ジュゴン科・ヒドロダマリス亜科のドシシーレン属に分類される。体長は3.8mと推定される。 形態上の大きな特徴は、体の割に歯と胸びれを構成する指骨が小さいことである。この系統の最後の末裔は、ベーリング海に18世紀まで生存していたステラーカイギュウで体長が10mにも達するが、歯と指骨は退化して消失している。 体の大型化や歯及び指骨の退化は、海牛のなかでもヒドロダマリス亜科に特有の進化形質であるが、ヤマガタダイカイギュウはこの系統の進化途上の中間的に重要な標本である。 |
問い合わせ先 |
通常は、レプリカを展示 企画展による展示有 公開の有無:有 |
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