木造地蔵菩薩坐像 (もくぞうじぞうぼさつぞう)

名称(事業名) | 木造地蔵菩薩坐像 |
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ふりがな | もくぞうじぞうぼさつぞう |
指定区分 | 県指定文化財 彫刻 |
指定年月日 | 令和7(2025)年 4月 15日 |
所在地(市町村) | 西川町西川町大字大井沢1144の4番地 大井沢地蔵堂 |
所有者(実施団体名) | 個人 |
概要 (活動状況等) |
永禄4年(1561年)に制作された木造地蔵菩薩坐像。像高72.5㎝。作者は、「七条大仏師 大貮法眼」との銘文があることから、「康住」と考えられる。 頭部が大きく体部は四角形でやや小さくなる室町時代の様式下にあるものの、面相は写実を基盤とする整った表現を示し、体躯も慶派の伝統をひく厚みのある肉体表現で、当時の造像としては極めて優れたもの、中央の作者の作と思われる。 平安、鎌倉時代の体幹部前後二材矧ぎ付けの寄木造りの工法を残しながら、のちの江戸時代に一般的になる箱組み技法に近い工法で制作されており、仏像制作技法の進展からみても重要な作品とすることができる。 また、本像の制作には、奥州探題職となった伊達氏が関与した可能性が考えられる。 |
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公開の有無:有 |
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