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絹本著色愛染明王像 (けんぽんちゃくしょくあいぜんみょうおうぞう)


名称(事業名) 絹本著色愛染明王像
ふりがな けんぽんちゃくしょくあいぜんみょうおうぞう
指定区分 県指定文化財 絵画
指定年月日 昭和57(1982)年 10月 29日
所在地(市町村) 寒河江市大字慈恩寺32
所有者(実施団体名) 宝蔵院
概要
(活動状況等)
 空海が請来した『金剛峯樓閣一切瑜伽瑜祇経』巻上によって、作られた図様をとっている。赤い円形の日輪の中の蓮華座の上に、右足を外にして結跏趺坐(けっかふざ)する、一面三目六臂の画像である。
 左方の第1手には五鈷鈴、第2手には弓、第3手は金剛拳に作る。右方の第1手は五鈷杵(ごこしょ)、第2手は鏑矢(かぶやら)、第3手は未開敷蓮華(みかいふれんげ)を持っている。頭上に獅子冠を戴き、頭髪は炎髪である。日輪の下方の宝瓶の周囲には、6つの蓮華座を配し、その各座上には、3つの宝珠をのせている。
 宝蔵院には、『愛染王法口傅抄』の1巻が残され、その奥書に、「永仁五年(1297年)蝋月七日書畢、執筆宋人妙心上下二巻草筆書也」とある。本画像も、鎌倉時代末期とされているので、右の『口傅抄』1巻と、何らかの関連があるものと考えられる。
縦82.9㎝、横48.2㎝
問い合わせ先 公開の有無:無
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