木造釈迦如来坐像 (もくぞうしゃかにょらいざぞう)
名称(事業名) | 木造釈迦如来坐像 |
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ふりがな | もくぞうしゃかにょらいざぞう |
指定区分 | 県指定文化財 彫刻 |
指定年月日 | 平成22(2010)年 4月 30日 |
所在地(市町村) | 東根市大字沼沢 |
所有者(実施団体名) | 佛心寺 |
概要 (活動状況等) |
木造で漆箔が施され、彫眼されている。螺髪は施毛形、耳朶を貫通しない形状で腹部に裳と結び紐をあらわし、肌着の上に大衣を着している。 寄木造で挿頸となり、像高は277㎝を測る。衣部に金箔が残り肉身部は黒漆地で当初は金箔塗であった。製作年代は正徳5年(1715年)である。 釈迦が右手に蓮華を執る姿は黄檗宗寺院に多い「拈華微笑(ねんげみしょう)の釈迦」をあらわし、低い肉髻(にっけい)、頭頂に螺髪を刻まない、耳朶を刳りぬかない、腹部に裙(くん)を覗かせる、脹ら脛の量感を強調する楕円形の衣紋は、黄檗宗寺院の釈迦像に共通する特異な造形である。 本像は、江戸前期に中国から伝えられた黄檗様という特異な様式によって造られた仏像である。 |
問い合わせ先 |
森谷 見学の際、事前連絡必要 公開の有無:有 Tel:0237-43-6235 |
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