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色々威伊予佩楯 (いろいろおどしいよはいだて)


名称(事業名) 色々威伊予佩楯
ふりがな いろいろおどしいよはいだて
指定区分 県指定文化財 工芸品
指定年月日 昭和30(1955)年 10月 25日
所在地(市町村) 鶴岡市鳥居町
所有者(実施団体名) 個人(個人所有のため地図は表示せず)
概要
(活動状況等)
 草摺(くさずり)と脛当(すねあて)の隙を防禦するための具足で、膝鎧ともいう。草摺の下にあたる部分を家地とし、上縁に絎紐を付けて、腰にまとう腰の緒とする。この佩楯は、革製・黒塗、伊予札五段下りの部分と、萌黄緞子の家地の部分とから出来ている。
 伊予札五段下りの部分は、紅糸・紫糸・萌黄糸、並びに啄木糸(たくぼくいと)を用いて威(おど)していることが、色々威といわれる所以である。啄木糸とは、2色以上の色糸で組んだ絹紐のことで、この佩楯は、紫・紺・萌黄・白の4色を交えている。
 家地の部分の力革、於女里(おめり)・縁革・鞭差・小猿韋(かわ)・引上締等は、菖蒲韋を用い、端に白・紅・紫・萌黄・縹(はなだ)の5色糸の伏組をめぐらしている。
 腰緒は白綸子(しろりんず)で出来ていて、この佩楯を着用するようになっている。
問い合わせ先 公開の有無:無