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紙本墨書 沢庵宗彭消息(昨雲軒宛) (しほんぼくしょ たくあんそうほうしょうそく(さくうんけんあて))


名称(事業名) 紙本墨書 沢庵宗彭消息(昨雲軒宛)
ふりがな しほんぼくしょ たくあんそうほうしょうそく(さくうんけんあて)
指定区分 県指定文化財 書跡
指定年月日 昭和38(1963)年 12月 20日
所在地(市町村) 河北町谷地庚
所有者(実施団体名) 個人(個人所有のため地図は非表示)
概要
(活動状況等)
 沢庵宗彭(1573~1645年)は、江戸時代初期の禅僧。臨済宗大徳寺の住持となる。幕府が朝廷・寺社への統制強化を図る中で起きた紫衣事件(1627年)の際、幕府を批判し出羽国上山に流される。寛永6年(1629年)、沢庵57歳の時で、同9年(1632年)にゆるされるまで、上山城主土岐頼行に迎えられ、城外の松山に庵を結んだ。春雨庵がその庵であり、沢庵の号でもある。
 この消息(手紙)は、「春雨庵宗彭(花押)」と記され、上山配流中の数少ない遺品である。内容も配流中の心中を数首の歌に託している。文中に「貴老ハ内者存候間、他言申間敷と存て、狂言申候」とあり、末尾にも「他言申間敷候」と記す。宛名の昨雲軒は不詳であるが、このような内容からも、よほど親しい関係にあった人であろうと推測される。
問い合わせ先 公開の有無:無