牧野の六面幢 (まぎののろくめんどう)
名称(事業名) | 牧野の六面幢 |
---|---|
ふりがな | まぎののろくめんどう |
指定区分 | 県指定文化財 歴史資料 |
指定年月日 | 平成24(2012)年 2月 21日 |
所在地(市町村) | 上山市牧野 |
所有者(実施団体名) | 個人(個人所有のため地図は非表示) |
概要 (活動状況等) |
総高262㎝。六面の重制石幢で台座・幢身・龕部・笠から構成されている。龕部の六面には地蔵菩薩立像が陽刻され、さらに幢身の上部には、冥界にあって亡者の罪業を裁断する十人の主である十王のうち五王が陽刻され、残る一面に三途の川のほとりにいて亡者の着物を奪うとされる奪衣婆(邪鬼)が陽刻されている。 紀年銘文を見ると、 大工周防助高阿弥陀仏 明応九年庚申八月廿二日 同佛師本願 とあり、明応九年(1500年)に、周防国(現在の山口県)出身の石工周防助と仏師高阿弥陀仏・本願らによって刻まれたと推定される。 牧野地域は葉山の山麓に位置し、中世大山庄の一角を占めることからも、出羽国の中世社会や精神文化を解明する手がかりとなる資料である。 |
問い合わせ先 |
公開の有無:有 |