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飯豊山の穴堰 (いいでさんのあなぜき)


名称(事業名) 飯豊山の穴堰
ふりがな いいでさんのあなぜき
指定区分 県指定文化財 史跡
指定年月日 昭和31(1956)年 11月 24日
所在地(市町村) 飯豊町、小国町
所有者(実施団体名) 国〔農林水産省〕
概要
(活動状況等)
 飯豊山の中津川登山口、7合目(標高1,500m)にあって、横尾根(花崗岩質)を貫いて、西の大又沢(御沢)と東の白川渓谷とをつなぐ隨道水路である。大又沢に取入口を開き、その水を吸い入れて、白川渓谷に滝をなして吐き出す。本坑の長さ154m、坑内の高さ1.3~1.5m、幅70~82cm。蜈
 坑道内に平面的な曲折が多く、西半(取入口側)、東半(出口側)にそれぞれ15折みられる。立面的にも高低があり、特に中央部の落差は著しい。
 穴堰の開削は、領内のかんがい用水を確保しようという米沢藩主上杉鷹山の発意により、藩士黒井忠寄の測量指導によって、寛政11年(1799年)着工された。両側から開削が進められ、実働15年にして完成したものである。昭和11年(1936年)の大改修で堰堤を恒久化したが、昭和42年(1967年)の羽越大水害で堰堤は流失した。
問い合わせ先 公開の有無:無
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