空き家の相続・管理
空き家の相続
空き家の所有者になる原因は所有者の死亡による「相続」が最も多いと言われています。
相続登記手続きを行わないと、権利関係が複雑になり、結果的に空き家の放置につながってしまいます。
しっかりとした相続が空き家の発生予防につながります。
- 現在の登記を事前に確認、相続したら相続登記をしましょう
- 空き家になったらどうするかを考えておきましょう
- 専門家に相談しましょう
将来のトラブルを防ぐためにも、現在の登記を確認しておきましょう。
相続登記の申請は、令和6年4月1日から義務化されました。相続した場合は、相続登記を必ず行いましょう。なお、相続登記の申請の義務化は、令和6年4月1日以前に相続したものについても、義務化の対象になります。
(相続登記の申請の義務化についての詳しい内容は、 法務省のHPから確認できます。)
親族間での話合いや遺言書などにより方針を決めておくことがトラブルの防止につながります。
相談窓口では内容に合わせて専門団体へ取次ぎを行っていますので、まずは窓口に相談してみましょう。
やまがた空き家利活用相談窓口
空き家の管理
建物の劣化を防ぐとともに、周辺へ迷惑をかけることが無いように、空き家はしっかりと管理しましょう。
空き家の放置リスク
人が住まなくなった空き家は劣化の進行が早い
・雪による倒壊、屋根材の剥がれ、雨どいの破損
・雨漏り、窓ガラスの割れ
・庭木の生育による越境
・シロアリ被害、動物の生息 など

放置すると迷惑を与える可能性があります
・建物の倒壊、部材の飛散
・放火などによる火災や延焼のおそれ
・不審者侵入
・ごみの不法投棄 など

費用負担が必要になる場合も
・維持、修繕費の増加
・行政による指導を受ける可能性
・勧告を受けた場合、固定資産税が増加
・被害を与え損害賠償
ステップ1 これだけはやっておこう
- ご近所への声がけ
- 不審者の侵入防止
- 風通し
- 雪に注意
- 定期的な利用
空き家になることをご近所に伝えておくことで、不法侵入などのリスクの回避につながります。
施錠や貴重品の管理、庭や生垣などの手入れ、人感センサーつきの照明などの防犯対策を行いましょう。
たまに立ち寄った際には窓を開け、風を通すだけでも建物の長持ちにつながります。
冬季は特に倒壊や落雪によるリスクが高まるため、雪には十分注意しましょう。
たまに宿泊するなど、実際に利用することも効果的です
ステップ2 定期的に手入れをしよう
空き家は定期的な点検・手入れが必要です。月1回程度に加え、積雪時や台風などの災害の後にも、状況を確認しておきましょう。
チェック項目
ステップ3 管理代行サービスを活用しよう
居住地が離れているなどの理由で、自ら管理難しいようであればで、管理代行サービスを利用する方法もあります。
サービス提供業者の例
シルバー人材センター、宅建業者、管理専門業者 など