つるおか住宅活性化ネットワークの「つるおか住宅」モデル事業。
地元の木、地元の設計者、地元のハウスビルダーで建てる、
大手メーカーによらない、地産地消・適正価格の家づくり。

<モデル事業プラン>
■在来工法による木造住宅で、仕口等の加工はプレカットによらないこと
■構造材に対積比70%以上の鶴岡産木材を使用すること
■本社を鶴岡市に置く設計者、施工者により建設すること
■外構及び付属棟を除く本体工事が原則2,000万円以下であること
■設計住宅性能表示制度による性能評価を取得すること
■良好な住環境に配慮した住宅であること
■つるおか住宅活性化ネットワークからの補助


若い家族のこだわりと楽しさが
随所にちりばめられた個性派の住まい。

<Data>
◎タイプ:2LDK ◎家族構成:3人 ◎敷地面積:237.62㎡(約72坪)
◎延床面積:123.38㎡(約37坪)、1階:73.81㎡(約22坪)、2階:49.57㎡(約15坪)
◎構造:木造2階建 ◎工法:在来軸組工法 

若い家族のこだわりと楽しさが随所にちりばめられた個性派の住まい。

子育て世代の暮らしと家計に配慮したコンパクトな住まい。落ち着きのある白とダークブラウンを基調とし、若い家族らしいポップなグリーンをアクセントに添えた内装計画は、仕切りのない開放感と合わせて、のびのびとした生活シーンを描き出す。
リビングには6畳間を4枚で構成した特注サイズの畳が敷かれ、和洋を楽しく調和させた心地よい空間を作り出している。ワンフロアで続くダイニングキッチンは、リビングで過ごす家族と家事をする奥様との目線が合うよう、あえて段差を設けてある。
2階のオープンなメインフロアは、いずれ仕切りを設けてそれぞれの子ども部屋に。その際、2階奥にある主寝室への通路が暗くならないようトップライトを設け、街路のように演出。
どの部屋も明るく、風向きに合わせた窓の開閉で室内を風が流れるように工夫され、遊び心と快適さ、暮らしやすさと楽しさが、様々なアイデアによって実現している。

施主の声

コンパクトな空間に、自分たちのやりたいこと、出し合ったアイデアがたくさん詰まった我が家になりました。木をイメージしたリビングの柱で、昔のように子どもの身長を測ったり、背もたれにしてくつろいだり、遊び心あふれるちょっとユニークな楽しい家です。

<取材協力/資料提供> 設計・施工 鶴岡建設(株)一級建築士事務所・鶴岡建設株式会社


室内と戸外の曖昧さが心地よい、
ナチュラルライフを楽しむ空間づくり。

<Data>
◎タイプ:4LDK ◎家族構成:3人 ◎敷地面積:328.12㎡(99.43坪)
◎延床面積:122.56㎡(37.20坪)、1階:79.33㎡(23.95坪)、2階:43.23㎡(13.25坪)
◎構造:木造2階建 ◎工法:在来軸組工法

道路側に向かって傾斜をとった屋根が、周囲に圧迫感を与えることなく住宅街と調和する。外観のコンパクトな印象は、リビングに入ると一転。2階天井までの吹き抜けと、隣接したインドアテラスの存在が大空間を創り出し、豊かな開放感をもたらしてくれる。
屋根を設けたインドアテラスは、戸外と室内を緩やかに繋ぎ、リビングの延長として、趣味の場として、また庭を眺める縁側として使い方も自由自在である。
キッチンは対面式ながらシンク部分だけにガラスの仕切りを設け、リビングと完全なワンフロアにしないことで、家事スペースとしての半独立した空間を保っている。2階には、吹き抜けに面した通路にスタディカウンター、そして広々とした子ども部屋が続く。吹き抜けを通して、1階からでも子どもたちの様子がわかり、逆にそれぞれの居室の引き戸を閉めることで、プライバシーもしっかりと確保することが可能となっている。

施主の声

日頃描いていたマイホーム像を、設計士さんの素晴しいアイデアと、職人さんの匠の技で形にすることができました。地元の設計者さん、監督さん、職人さんとともに造る家づくりは、とても貴重な機会であり、とてもいい出会いでした。

<取材協力/資料提供> 設計:小野寺コウ設計工房 施工:株式会社佐藤組


穏やかな終の住まいに、
自分たちらしく自然体で暮らす。

<Data>
◎タイプ:3LDK ◎家族構成:2人 ◎敷地面積:252.77㎡(76.46坪)
◎延床面積:154.23㎡(46.66坪)、1階:121.18㎡(36.66坪)、2階:33.05㎡(10.00坪)
◎構造:木造2階建 ◎工法:在来軸組工法

できるだけ自然素材を使い、暮らす人とともに呼吸し、時を重ねていけるような家づくり「呼吸する家」をコンセプトにした住まいは、家全体がゆったりとした穏やかな空気感に満たされ、どこにいても心が安らぐ。
明るく広々とした玄関は、続く居室のドアを全面開け放つことで、最奥のキッチンまでワンフロアで繋がる。引き戸を閉めれば、ピアノルーム、リビング、ダイニングキッチンとそれぞれの用途ごとに独立した部屋として機能する。
生活の場は1階にまとめられ、2階はほぼ小屋裏(ロフト)の物置という位置づけ。内装も1階は珪藻土、2階は構造材あらわしに石膏ボードがむき出しとメリハリをつけている。
こうして部屋ごとに大胆に割り切ってメリハリをつけ、建築コストの上限を抑えつつ、快適で思い通りの生活空間を確保。暮らし方もシンプルで明快なものにしている。

施主の声

60歳を目前にして、「老後も考慮した住みやすい平屋の家」「コストが適切で省エネ&エコな家」「除雪にかかる手間が少ない家」など少し欲張った要望に対し、設計者の思考、施工管理者の実践等、意志疎通もとてもスムーズに進み、満足できる家に仕上がりました。

<取材協力/資料提供> 設計:Nao空間設計 施工:株式会社佐藤工務