プラン、品質・機能、コストを満足させたオンリーワン住宅

<Data>
◎タイプ:3LDK+床下収納+デッキ ◎家族構成:5人 ◎築年月:平成26年8月新築 ◎敷地面積:529.78㎡(160.25坪)
◎延べ床面積:124.23㎡(37.58坪)1階:62.94㎡(19.04坪)2階:61.29㎡(18.54坪) ◎構造:木造2階建 ◎工法:木造軸組工法
◎工事期間:8ケ月 ◎補助金等:平成26年度地域型住宅ブランド化事業補助金、平成26年度再生可能エネルギー設備導入事業費補助金

<新築プラン>
■祥建設の技術力と建築家の設計力をコラボレーションした「匠の家」
■自由な設計とデザインの家づくりを進めながら長期優良住宅の認定を取得
■山形の県産材を多用した木の温もりに満ちた住まい
■昔ながらの土間に薪ストーブを配した古民家風の佇まい
■共有空間を広くとった、家族のつながりを深めるプランニング
■巧みな採光や通風プラン、陽光が降り注ぐデッキなど自然との調和に配慮
■住まい全体に高い断熱・気密性能を確保

プラン、品質・機能、コストを満足させたオンリーワン住宅

土間に薪ストーブの古民家風の空間。
家族のきずなを深めるわがままプランを
長期優良住宅で実現。

施主の想い、設計士の知恵、工務店の技術が一体となった祥建設の住まいづくり。それは、それぞれ相反すると思われるデザイン、品質・機能、コストを斬新な設計プランと高度な技術で総合的に満足させたオンリーワン住宅の実現である。

紹介するY邸は、家族の生活スタイルを共有する空間を持つことで密なコミュニケーションの創出を目ざしたプランニング。1階はみんなが集まるパブリックスペース。土間続きの明るいリビングは薪ストーブのやわらかな暖かさで包まれる。誰もが温かい気持ちで過ごせる昔懐かしい古民家風の空間だ。キッチンも「家族の共有空間」の発想。みんなで料理を楽しむため実に広々。設備の多くは施主支給で、それに合わせて設計・施工をした。

共有空間を重視し、家族のつながりを深める

2階ホールは、1階で食事などを楽しんだ家族が2階に移動して遊んだり、勉強をしたりする、との思いから生まれた。吹き抜けを囲むようにカウンターと本棚を設けた、ゲームや趣味を楽しんだり宿題をしたりできる自由な共有空間だ。お子さまの部屋とご夫婦の部屋は必要最小限の広さ。共有空間を重視し、家族がいつもいっしょに顔を見合わせて楽しく過ごし、つながりを深めていくことを目的に作られたプランニングである。

使いやすさも考え抜かれている。特筆するのは2階の洗濯コーナー。1階で洗濯しても干すのは2階。そこで2階に洗濯機を置き、家事動線を極端に短くしたのである。

プラン、品質・機能、コストを満足させたオンリーワン住宅

無垢の温もりに満たされた空間

自然との調和を望まれたYさんは素材にもこだわった。床はパインの無垢材。梁や柱はすべて表面に出し無垢の素材感を大切にした。木の温もりに満たされた空間は大きな開口部から入る陽光に映え、穏やかな自然美の世界を創出している。また、リビングに接してもう一つの庭ともいえる広さのデッキを設置。住まいの内と外を一つとして考え、住まいのあらゆる場所で自然を楽しもうという考えだ。

随所に山形県産材を活用した住まいは、長期優良住宅の認定基準に適合。「わがままを言いながら、優遇制度や補助金なども利用できるように施工してもらいました。プランと品質とコストのバランスを上手にとってくれた」とYさんご夫妻。さらに「とても楽しく家を造ることができました」と笑顔で話す。

祥建設の住まいづくりは、山形の設計士とのコラボレーションで進められる。打ち合わせは常に施主を入れて3者で行われ、窓の位置から収納一つに至るまで双方向で密な話し合いが行われるのである。「私たちは、家づくりは施主様に合った住まい方を考えなくてはならないと思っています」と施工の担当者。そして「デザイン、品質・機能、コストのどれも満足していただけるようにしてお届けします」と言葉に力を込める。

施主の声

祥建設さんには、私たちの希望に沿った住まいをいかに高品質に効率的に建てるかを考えていただきました。打ち合わせも自由に言える雰囲気の中で行われ、わがままを随分言わせてもらいました。専門家のアドバイスもたくさんもらいました。なによりも、これだけの自由なプランを「長期優良住宅」で建てることができた建築技術の高さに驚いています。


<取材協力/資料提供>設計:有限会社岡田建築設計事務所 施工:株式会社祥建設