石工
石は、木材と並び、
最古の建材
最古の建材
石垣に代表される日本伝統の「石積み」
古くは、城を築く技であった。
古くは、城を築く技であった。
石工(いしく)とは、石材を加工したり組みたてたりする職業のこと。人類文明の初期からある職業のひとつとして知られる。
自然石は、建材として城壁・宗教施設・護岸・道路・橋梁など、重要とされた建造物で使われてきたもので、それを造り出す石工は、専門的な職業として古くから確立されていた。
土木的分野で使われ、城における堀の垣などにはほとんど例外なく石垣が使われており、近世以降には石造のアーチ橋も建造されてきた。
石を組み上げる技術の最高レベルでは、石と石の間に紙が通らないと言われるほど精巧なものである。
現代では、土止めの壁や橋梁類は、コンクリートや鉄などによって作られるようになった為、外装の仕上げ材として薄い石板などを化粧板として貼り付けることがほとんどである。しかし、そういった自然石を使った化粧板などを製造するのも、現代の石工の仕事である。