構造、断熱、間取り、すべてを見直して生まれ変わった
住み慣れた我が家

<Data>
◎家族構成:3人 ◎築年月:47年 ◎工事期間:3ヶ月 ◎工事費:1,450万円 ◎補助金等:山辺町住宅建築等支援補助

<リフォームプラン>
・築47年の住まいのすきま風、雨漏りを解消
・柱のゆがみなど東日本大震災で受けたダメージを回復
・冬暖かく夏涼しく過ごせる住環境の実現
・老後を考えてバリアフリー化を徹底
・水回り全体の使い勝手の改善

リフォーム後 ― After

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築47年の老朽化により、夜眠れないほどの雨漏りを直したいというのがリフォームのきっかけ。さらに東日本大震災で柱のゆがみも目立つようになり、すきま風がよりひどくなってきたこともリフォーム決断を後押しした。
一度は建て替えも考えたそうだが、解体費用や新築の場合の固定資産税、構造体を残すことで木材分のコストも軽減されることなどを考慮した。建て替えに比べて工事費は6、7割削減になる。
リフォームは、家全体をほぼ骨組み状態に戻し、基礎の補強、シロアリ被害のあった土台の交換、柱のゆがみ補正、さらに屋根は下地のざら板からすべて張り替えを行った。土壁は内壁を減らして筋交いを補強、断熱材を施した。土壁をそのまま残した2階は、インプラスの窓で断熱効果を確保している。
間取りも大幅に変更。減築することによってキッチン、バスルーム、トイレなどの水回りはリビング近くに配し、より短い動線を実現。住み慣れた我が家の面影を違和感なく受け継ぎながら、全く新しい快適さと暮らしやすい住まいに生まれ変わっている。

<リフォームポイント>
・工事のコストを抑えながら、新築同様の快適さと住み心地を実現
・断熱効果を高めることで、冬暖かく、光熱費の削減も
・1階は完全バリアフリー化し、手すりもいたるところに設置
・広いトイレ、センサータイプの足下灯で安全な住まいに
・リビングの開口部を広げ、風通し、採光を改善

リフォーム前 ― Before

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施主の声

リフォーム前に比べ、一歩家に入ると暖かさがまるで違います。灯油代も約半分程度になりました。外の音も聞こえなくなりとても静かです。バリアフリーにこだわりましたが、廊下も広く、つまづくことなく安心して暮らすことができます。


<取材協力/資料提供>設計・施工 株式会社市村工務店