高齢者の毎日を安全に、ラクに、快適に。
短期間で、体への負担が少ないやさしい空間が誕生。

<Data>
◎家族構成:2人 ◎築年月:49年 ◎施工面積:13㎡ ◎工事期間:1ヶ月 ◎工事費:168万円
◎補助金等:山形市住宅リフォーム総合支援事業

<リフォームプラン>
・足腰への負担が少ない椅子生活ができる部屋づくり
・高齢者にとって安全で体にやさしい暖房プラン
・毎日の光熱費にも配慮した、使い勝手のいい給湯プラン
・安全、スムーズに移動できるバリアフリー設計を

リフォーム後 ― After

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高齢者世帯の場合、リフォームは「古い家を快適にする」だけではなく、「毎日の行動を安全に、ラクにする」ことも求められる。E邸もご主人が腰を悪くし、畳に座っての生活が困難になったため、和室の続き間の1間をフローリングにし、椅子に座って暮らせるようにした。椅子の生活は「立ち座りがとってもラク」と、高齢の親戚の方々にも大好評だ。
床の改修と同時に電気床暖房も導入した。床暖房は安全なうえ、体にやさしいふく射熱で足もとから身体全体を、さらに部屋全体をムラなく暖めるので健康的。また、給湯をエコキュートに変更。「省エネで経済的、使い勝手もいい」と奥様も大喜びだ。玄関に手摺を取り付け、安全に出入りできるようにもした。短期間の工事で生活に支障をきたすことなく、高齢者が安全でラクに動ける機能的なリフォームを行った。

<リフォームポイント>
・和室の続き間の1部屋をフローリングにし椅子・テーブルを設置
・床の改修にともない電気床暖房を導入
・給湯に省エネ効果の高いエコキュートを導入
・玄関部分など住まいの随所に手摺を取り付け
・日常生活に負担がかからないよう、効率的に計画的に工事を進行

リフォーム前 ― Before

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施主の声

畳部屋は横になるのにはいいのですが、足腰の弱ってきた私たちには不便ですね。フローリングによる椅子の生活は足腰に負担がかからず、生活が大変ラクです。簡単改修ができ、同じ年代の親戚や友達にも喜ばれ、満足しています。


<取材協力/資料提供>設計・施工 株式会社櫻井建設