断熱・耐震リフォームで温かい快適な住まいを実現

<Data>
◎家族構成:5人 ◎築年月:20年 ◎施工面積:180㎡ ◎工事期間:4ヶ月 ◎工事費:1400万円 
◎補助金等:平成23年度長期優良住宅先導的事業補助事業

<リフォームプラン>
・断熱と耐震の同時リフォーム
・壁や床、天井に断熱材を充填し断熱性を高める
・傷みのひどかった水回りの全面改修
・ライフスタイルの変化による間取りの変更
・2階の一部分を増改築

リフォーム後 ― After

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この住宅は築20年。水回りや外壁の劣化により補修が必要となったことに加え、 窓が多く、壁が少ない構造であったため、断熱性能と耐震性能がともに低かった。家の中が寒く体に負担がかかることから、家主は断熱・耐震の同時改修に踏み切ることに。
改築では、不必要な窓をなくし壁にすること、必要な窓をすべて断熱窓に入れ替えることで断熱・耐震性能を高めた。 耐力壁は断熱材を充填して構造用合板を使用、他の壁や床などは断熱材を外張りする形で補強し気密性の向上を図った。
改修後の断熱性能は次世代省エネ基準に適合し、耐震性能も一般診断法の基準(評価1.0)を満たしている。
また、傷みが激しかったキッチン、トイレ、洗面所、浴室などの水回りも全面改修。 使い勝手の良さはもちろん、段差の解消や手すりの設置で安全性を高めた。
更にライフスタイルの変化に合わせキッチンの間取りを変更し、2階も部分的に増改築した。
断熱、耐震工事の一括施工で、それぞれの空間が暖かく安心して暮らせる快適な住まいへと生まれ変わった。

リフォーム途中

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<リフォームポイント>
・次世代省エネ基準に適合した住宅
・窓(開口部)を減らし、壁の面積を増やすことで断熱・耐震性能を向上
・キッチン、トイレ、洗面所、浴室の段差を解消し、使いやすさを追求 
・L型からI型のキッチンへ。動線部分を広くし開放的な間取りを実現
・2階のバルコニー部分を減築し、代わりに主寝室を増改築

リフォーム前 ― Before

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施主の声

築20年の節目と補助金が使えることにも後押しされ、リフォームを決断しました。
寒かった廊下やトイレ、浴室が、今では家中どこに行っても寒くなくなりました。 燃料代も約半分で助かっています。
また工事中は仮住まいなしで、住みながら施工できる方法を採用していただいたので無駄な負担もなく済みました。 高断熱・高気密住宅に住むことができ喜んでいます。


<取材協力/資料提供>設計・施工 有限会社 中村建築