生活スタイルの変化に合わせて
家族の想いに寄り添いながら成長を続ける2世帯住宅。

<Data>
◎家族構成:2人 ◎築後年数:22年 ◎施工面積:44m2 ◎工事期間:20日間
◎工事費:102万円(税込) ◎補助金等:令和3年度中山町移住・定住促進リフォーム支援事業補助金

<リフォームプラン>
・上下階のトイレをタンクレス自動開閉式便器に交換
・2階寝室の経年劣化した壁と天井クロスを張り替え
・畳敷きだった1階和室をフローリングの床に変更

リフォーム後 ― After

リフォーム後

離れて暮らしていたご長男が結婚を機に実家に戻られることになり、施主のSさんは「息子夫婦を気持ちよく迎えたい」という思いでリフォームを決意された。
そこで、1階と2階のトイレをタンクレス自動開閉式便器に交換。人感センサーで蓋が自動的に開閉する非接触トイレにより、感染症予防と清潔で安心な環境を実現した。さらに、タンクレスでトイレ空間の広さも確保。将来的な車椅子の使用など、バリアフリー対応も視野に入れ、使い勝手のよさを追求した。
そして、経年により痛みが目立つ2階寝室の壁と天井クロスの張り替えを実施。2階は子世帯の居住スペースとなるため、クロスの色柄については長男夫婦が自由に選択。その結果、個性的で若々しい空間に一新した。
さらに、畳敷きだった1階和室をフローリング化して和洋テイストの客間に改装。汚れや傷が付きにくい複合フローリングの使用でメンテナンス性を向上させている。
必要最小限のピンポイントなリフォームで2世帯住宅を完成させた代表事例といえよう。

<リフォームポイント>
・タンクレス自動開閉式トイレに交換することで非接触化とバリアフリー化を実現
・長男夫婦の生活拠点である2階寝室の壁と天井クロスを張り替えて雰囲気を一新
・1階の和室をフローリングの床に変更。和洋折衷のモダンな魅力あふれる客間に

リフォーム前 ― Before

リフォーム前

施主の声

もともと私たち家族と両親が暮らしていた上下階分離型の2世帯住宅でしたが、築22年が経過したこと、長男夫婦との同居が決まったこと、補助金が使えることなど、さまざまなタイミングが重なってリフォームを決断。
実は、以前からオール電化やエコキュートへの切り替えなどに合わせて小規模な改修をたびたび行ってきたので、ピンポイントでのリフォームで済みました。
今回は、長男夫婦との同居がリフォームのきっかけとなったのですが、その時々の生活スタイルの変化に合わせて住まいも家族と一緒に成長していくものなのだと、改めて実感することができてよかったです。