ローコスト+短期間で実現可能な地震対策

<Data>
◎家族構成:1人 ◎築後年数:56年 ◎施工面積:シェルター面積5.96m2
◎工事期間:3日 ◎工事費用:58万9,600円
◎補助金等:米沢市住宅耐震改修等事業費補助金(減災対策工事)30万円 ◎自己負担額:28万9,600円

<リフォームプラン>
・安価な費用ながらもしっかりとした地震対策ができる耐震シェルターの設置
・既存の住宅に合わせて選べる広さの耐震シェルター(4畳タイプ・6畳タイプ)
・慣れ親しんだ環境を崩さないよう、元々使用していた寝室への設置

シェルター画像

リフォーム後 ― After

リフォーム後

昭和40年代に建設された住宅に住む施主のSさんは、令和6年に届いた固定資産税の納税通知書に同封されていた案内を見て地震対策を決意。そこには「昭和56年以前に建設された建物は耐震強度が低い可能性が高いので、地震対策をしてほしい」との記載があった。 しかし住宅全体の耐震改修工事となるとかなり高額な金額になる。そこで、自身が高齢ということも考え、耐震改修工事ほど高額な費用をかけなくても、しっかりとした地震対策が可能な耐震シェルターの設置をすることに。

今回、耐震シェルターは以前、寝室として使用していた部屋へ設置された。シェルターの中はシングルベッドが2台並ぶ広さがありながら天井も高いため、そのまま寝室として利用している。そして、後述するように実物大の建物の倒壊にも耐える耐久性であり、一見しただけでそのしっかりとした造りが伝わる。 耐震シェルターを設置したことにより寝室の場所が変わるというストレスもなく、生活するうえでの快適さと耐震に対する安心感が見受けられ、快適な空間を演出していた。また、初日に実施した床の補強工事を含めても施工は3日で終了したというスピーディーさも嬉しいポイントだ。

リフォーム途中

実際の家を想定した倒壊実験にも耐える耐震シェルター
今回設置した耐震シェルターの魅力は、なんといってもその耐久力だ。耐衝撃性能の確認のためシェルターを5mの高さから落下させたり、重さ3トンの瓦を3mの高さから落下させることで防護性能の確認も行なっている。さらに驚きなのは実物大の建物を倒壊させる実大実験にも耐えることができたという点だ。
また、性能だけでなく設置にかかる日数や費用も手頃で、今回取材したスタンダードシリーズの場合、床の補強工事がなければ2日で設置することが可能で、費用も施工費込みで税込45万1,000円だ。(2025年10月31日取材時点。)
これらの点を踏まえれば、まさに値段以上の安心感を買うことができるだろう。

<リフォームポイント>
・住みながらの施工となるため、少人数での作業
・3日間という短期間での施工で、施主や近所の迷惑にならない
・シェルターを設置する前に床の補強工事から開始

リフォーム前 ― Before

リフォーム前

施主の声

地震対策の案内を見た当時は妻との2人暮らしで、お互い高齢なこともありどうしようかと悩みました。そんな時、市の担当の方と相談した際に資料に記載されていた実験の様子を見て、この耐震シェルターの設置を決めました。
シェルターはとても造りがしっかりしていて安心感があるだけでなく、実際に中で寝てみると厚い壁のおかげで雨の日でも静かで、他の部屋よりも少し温度が高く、寒い朝でも快適です。
施工も短期間なうえに騒音などもなかったですし、補助金を利用して費用も抑えられました。箱(シェルター)というよりも「安心」を購入することができ、いつ大きな地震が来ても安心です。


〈取材協力/資料提供〉設計・施工 株式会社一条工務店