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更新日:2019年9月2日

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庄内地域の陸路の交通網について

ご意見

庄内地域には新幹線は通っていなし、高速道路も新潟・秋田との県境は遅々として進んでいないようです。庄内地域をもっと重視してほしいと思います。 (2019-07-08)

県の取組状況

県は、交流人口の拡大・地域産業の活性化などによる地方創生の実現や、リダンダンシー機能の確保などによる国土強靭化等の観点から、本県を通るフル規格新幹線である羽越新幹線(富山~新潟~秋田~青森)と奥羽新幹線(福島~山形~秋田)の早期実現に向けて、県、県議会、市町村、経済界など「オール山形」による「山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟」や県内4地域の推進組織を核として、県を挙げて取組みを進めています。併せて、沿線6県によりプロジェクトチームを設置し、両新幹線の整備効果、整備実現に向けた課題等の調査・検討を行うなど、関係県と連携した取組みも進めているところです。
また、庄内地域の産業や住民生活を支える重要な交通基盤である羽越本線については、新潟・山形両県が行った検討をもとに高速化の取組みを進めており、羽越本線特急いなほ号の新型車両の導入(H25~H26)や、新潟駅において上越新幹線とすべての羽越本線いなほ号との同一ホームでの乗換えが実現(H31.3~)するなど、利便性の向上や所要時間の短縮が図られてきています。
今後、本年10月より開催されます新潟・庄内デスティネーションキャンペーンを契機として、羽越本線を活用した魅力ある旅行商品造成やおもてなしイベントの開催などにより、首都圏等からの需要を喚起し、羽越本線の一層の利用拡大を図り、さらなる高速化につなげていくことで、庄内地域の活性化につなげてまいりたいと考えています。
続いて、高速道路の整備につきまして、日本海沿岸東北自動車道は、企業誘致や酒田港の利用促進、観光振興、救急医療施設への搬送時間の短縮など、重要な役割を担う社会資本として、早急な整備が不可欠であると考えています。
このため、県は、知事を先頭に、新潟県や秋田県、沿線自治体などと連携しながら、機会を捉え、国土交通省など関係機関に、一日も早い全線開通を働きかけています。また、整備費用の一部を負担するほか、これまで、事業が円滑に進むよう用地の先行取得にも取り組んできたところです。
現在、県内全区間において、国土交通省による事業が進められているところであり、このうち、酒田みなと?遊佐比子間については、今年5月に令和2年度までの開通見通しが発表されるなど、着実に事業の推進が図られています。
今後とも、関係者の皆様と連携し、早期開通を望む県民の皆様の声を関係機関へ届けてまいります。 (2019-08-30 実施中・実施済)

( みらい企画創造部 総合交通政策課 県土整備部 道路整備課 )