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更新日:2019年8月23日

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山形新幹線の運休等の解消について

ご意見

山形新幹線は、車の立往生や雪などにより運行停止になり、安心して山形に帰れません。仙台から山寺付近に出る奥羽山脈のトンネル工事により、これが解決され、東京~山形間が2時間程度となり、雪による運休等がなくなると思います。(2019-07-16)

県の取組状況

山形新幹線に関しては、在来線を活用した路線であることから大雨・大雪・強風、動物との衝突などによる運休・遅延も多く発生するほか、東北・北海道新幹線や北陸新幹線など、全国におけるフル規格新幹線が次々と開業する中において、その時間的優位性が失われてきており、安定性と速達性の面で課題が顕在化している状況です。
こうした課題を抜本的に解消するためにも、定時性・安定性・速達性に優れたフル規格新幹線である奥羽新幹線と羽越新幹線の早期実現が不可欠であると考えています。
本県では、県、県議会、市町村、経済界などオール山形による「山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟」や県内4つの地域推進組織を核とした全県一丸となった取組みのほか、両新幹線の沿線の関係6県(青森県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県)で合同のプロジェクトチームを組織し、両新幹線の整備効果や、整備実現に向けた課題等の調査・検討を進めているところです。
こうした中、山形新幹線の運休・遅延の約4割が発生する福島~米沢間において、JR東日本による抜本的な防災対策に係る調査が行われ、一昨年、全長約23kmの短絡トンネルを整備することで、雨・雪等による輸送障害件数の低減、地滑り・雪崩等の災害リスクの完封といった防災面の強化のほか、10 分強の時間短縮が図られるとの調査結果が示されました。
県としては、同トンネルを将来のフル規格新幹線を見据えて整備することが、奥羽新幹線実現の足掛かりとなるものと考えており、現在、奥羽新幹線の早期実現を見据えた整備のあり方や財源スキームなどについて、県とJR東日本において検討を進めています。
また、「福島~米沢間のトンネル整備の早期事業化」を最重点課題と位置付けて、県を挙げて政府やJRへの要望活動や県民機運醸成の取組みを行うとともに、トンネルでつながる福島県と合同で要望活動を行うなど、トンネルの早期実現に向けて重層的な取組みを展開しているところです。(2019-08-23 実施中・実施済)

( みらい企画創造部 総合交通政策課 )