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更新日:2025年11月12日
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山形県では、ガソリン販売価格が全国的にも常に高く、ガソリン価格について不信を抱いています。県から公正取引委員会へ調査を依頼してほしいです。(2025年10月1日)
経済産業省が2025年10月29日発表した10月27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの山形県の平均価格は、前の週から3円安い、178円10銭で、4週連続の値下がりとなりました。都道府県別では7番目、東北では一番高くなっています。
ご意見のありましたガソリン価格については、各小売事業者が自由競争の原則に基づき、需給の動向や各種コスト、利益等を総合的に考慮して価格を決定しています。
本県では、ガソリンスタンドが製油所や油槽所から遠く、輸送コストが上乗せされるため、ガソリン価格が高くなる傾向にあります。また、個人事業主が多く、単独経営の維持には人件費などのコスト負担が大きいことや、人口の少ない地域ではガソリンスタンド当たりの取扱量が少ないことから、価格が高くなる傾向にあるととらえています。
山形県は、1販売所当たりの取扱量は東北では最も少なくなっています。
政府は、当面の物価高に対応するため、従来の燃料油価格激変緩和対策事業を見直し、旧暫定税率の扱いについて結論を得て実施するまでの間は、ガソリンなどへの定額補助制度を実施しており、価格にもその効果が表れています。
ガソリン価格が不当に調整されるなど、独占禁止法に抵触する可能性のある事業などについての調査権限は、県ではなく、国の機関である公正取引委員会にあり、調査実施についての判断も同委員会が行うことになります。
今後も、石油製品小売価格の推移や政府の動向を注視してまいります。(2025年11月6日その他)