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更新日:2025年12月19日

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学校・保育所などにおける香害及び化学物質過敏症対策について

ご意見

 近年、香料入り洗剤・柔軟剤・消臭剤などの人工化学物質により、頭痛、吐き気、倦怠感、呼吸困難などの健康障害を生じる「香害」が社会問題となっています。子どもたちだけでなく県民の健康と快適な生活を守るため、以下の環境整備をお願いします。
1  化学物質過敏症に関する県内調査を実施し、教育・保育現場や日常生活へ の影響を把握するとともに、科学的根拠に基づく施策の基盤を整備すること
2  学校・保育所などにおける香料・抗菌消臭成分製品の使用に関するガイドラインを策定すること
3  教育現場及び県民への啓発活動を行うこと
4  「学校環境衛生基準」及び「保健調査票」などに香害対応項目を追加し、 対応の標準化を図ること(2025年11月19日)

県の取組状況

 ご意見のように、化粧品や香水、柔軟剤などに含まれる合成香料(化学物質)のにおいによって不快感や健康への影響が生じる、いわゆる「香害」について、中には、極めて微量な化学物質に接することで様々な症状を呈する「化学物質過敏症」を発症する方もいると言われています。「化学物質過敏症」は、病態や発症のメカニズムなど未解明な部分も多く、いまだ治療法が確立されておりません。原因となる化学物質を避けることが最も有効な対処法と言われており、周囲の方々にもご理解いただくことが必要です。
 そのため、県ではホームページや消費者庁などで作成した「香りへの配慮に関する啓発ポスター」を活用し、県民の皆様へ周知を図っているところです。
 前述のとおり、「化学物質過敏症」や「香害」は、病態や発生機序が未解明な部分が多く、文部科学省では、その症状を定義することは現状では困難であり、実態調査やガイドラインの策定についても困難であるとしています。本県でも同様に、学校における実態調査やガイドラインの策定、学校環境衛生基準、保育所などにおけるガイドラインや各調査票などへの香害対応項目の追加は、現状では困難と考えています。今後の国の対応を注視してまいります。
 一方、県内の学校現場では、体調不良を訴える児童生徒の中には、香りなどによって気分を害したり、めまいが生じたりして保健室に来室する場合もあり、このような場合、養護教諭が状況を詳しく聞き取り、保健室などで症状が改善するまで休養させたり、教室などの換気を頻繁に行ったり、座席を配慮したりするなど、状況に応じて、丁寧に対応しています。今後も、引き続き、養護教諭や教職員の研修会などの場において、香害にかかる学校現場の実例について紹介するなど、個々の児童生徒などの訴えや症状に応じ、個別の配慮が適切に行われるよう改めて指導してまいります。
 今後とも、県民の皆様に香害による健康への影響や配慮の必要性についての理解を深めていただくとともに、学校、保育所、職場などで香りへの配慮が行われるよう、前述の「香りへの配慮に関する啓発ポスター」などを活用して周知に努めてまいります。(2025年12月19日実施中・実施済 一部対応困難)

( しあわせ子育て応援部 こども安心保育支援課 健康福祉部 がん対策・健康長寿日本一推進課 教育局 学校体育保健課 )