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更新日:2025年6月3日
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山形県の活性化と過疎化対策のためには、インバウンドを含めた観光客に農業体験など体験型の観光コンテンツを提供し、山形県の伝統や文化を理解してもらうことで、観光客と土地・地元の人々のより深いつながりを育むことが重要であると思います。
また、農家が、自らの農場を活気あるビジネスに転換するための支援や、農業の企業化を支援することで、雇用創出や地域の活性化につながるのではないでしょうか。(2025年4月25日)
山形県の持続的な発展のためには、国内外の旺盛な観光需要を取り込み、交流人口・関係人口の拡大を図ることによる本県経済の成長及び地域活性化が重要であることから、県では、本県が世界に誇る地域資源を活用した観光誘客に官民一体となって取り組んでいます。
具体的には、豊かな自然や県内全市町村に湧き出る温泉、人々の生活に根付いた精神文化や食文化など、本県の魅力を国内外へ発信するとともに、地域や民間事業者が行う、これらの地域資源を活用した本県を訪れなければ体験できない「山形県ならでは」の観光コンテンツ造成への支援を実施しています。特に今年度は、山形県にさくらんぼや西洋なしなどの苗木が導入されて150年の記念すべき年であることから、先人たちが実直にフルーツづくりに打ち込んできた思いを未来に伝えるため、本県のフルーツの魅力発信や、フルーツ狩り、農作業体験などのフルーツを核とした観光コンテンツ造成への支援に注力して取り組んでいます。
これらの取組により、インバウンドを含め、本県への観光誘客を一層促進し、持続可能な観光地域の確立につなげてまいります。
また、農業分野に関する技術の導入や人材活用、労働環境の改善などに必要なスキルを学び、5~10年後を見据えたビジネスプランを作成する「農業ビジネス塾」を開講するなどにより、生産力の向上を目指すとともに、法人化などに向けて取り組む農業者の育成に取り組んでいます。
法人化に向けた研修や、農業者の経営改善などの課題について助言する専門家派遣なども行っているほか、令和6年4月には「東北農林専門職大学」を開学しており、これらの施策展開を通じて、地域農業を牽引する農業者の育成に向けて取り組んでまいります。
引き続き、地域農業を牽引する農業者の育成に向けて取組んでまいります。(2025年6月2日実施中・実施済)