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更新日:2025年5月15日
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4月までのクマの目撃件数が過去最多となっているのは、クマの生息数が過去最多になっているのですから当然の結果だと思います。個体数が多すぎて、餌や縄張り争いで人里へ押し出されるため、緩衝地帯の整備や不要果樹の伐採も効果がありません。昭和の時代の個体数まで間引きしなければ、来年度以降も毎年目撃件数も被害件数も過去最多を更新していくことになります。(2025年4月30日)
クマの出没が増加している要因については、ブナの作況や、中山間地域における人の活動の縮小により緩衝帯としての機能が失われたことなど、様々な要因が関係していると考えられます。
県では、クマ目撃マップの作成・公表や、目撃が増加する春と秋に集中的な注意喚起を行うなど、県民の人身被害防止に取り組んでいます。
また、近年の目撃件数の増加を受けて、昨年度から、人とクマとの棲み分けを促進するため、地域で行う不要果樹の伐採や緩衝帯の整備に対する支援を新たに実施するなど、取組みを一層強化しています。
このような取組みに加え、市町村が主体となり市街地や農地周辺に出没するクマの捕獲を実施するほか、県において、適正な個体数管理のため、残雪期の捕獲(春季捕獲)に対する補助を実施しています。
引き続き、これらの取組みにより、クマによる人身被害や農作物被害の防止に努めてまいります。(2025年5月13日実施中・実施済)