更新日:2023年4月1日
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GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは、農業生産における各工程(ほ場準備、播種、育苗、病害虫・雑草防除、収穫、出荷調製等)において、農産物の安全性確保や労働者の安全、そして環境保全等に配慮した作業の手順及び農薬・肥料、機械等の取り扱い方法を、あらかじめ「計画」として定め、その計画に基づいて「実施」し、実施状況の「記録」と「点検・評価」を行い、次の「計画」へ反映させていく取組みのことです。「食品安全」、「環境保全」、「労働安全」等の課題を常に改善していくことにより、持続的な農業生産を可能にします。
関連ページ
農業生産工程管理(GAP)に関する情報(農林水産省)(外部サイトへリンク)
山形県では農業を取り巻く課題に対応し、本県農業の持続的な発展を実現するため、令和4年3月に『「やまがた安全・安心」GAP推進運動実施要領』を策定し、GAPの推進に取組んでいます。
「やまがた安全・安心」GAP推進運動の実施項目
1生産者・消費者等におけるGAPの認知度向上
2国際水準GAP認証取得の推進
県版のGAPである「やまがたGAP第三者認証制度」の推進他
3県産農産物の安全性確保に向けた取り組みの堅持
やまがた農産物安全・安心取組認証制度の普及
関連資料
「やまがた安全・安心」GAP推進運動実施要領(ワード:18KB)
県が策定したGAP(農業生産工程管理)で、「食品安全」、「環境保全」、「労働安全」、「人権保護」、「農場経営管理」の5分野について管理すべきポイント(管理点)と満たすべき基準(適合基準)が設定されています。農産物生産の各工程で適切な時期に点検を行い、改善を図るための取組みです。
GAPは、各管理点の適合基準を満たすように取組み、自己点検しながら改善を図ることが重要ですが、第三者である認証機関が点検し認証することにより、GAPの取組みが適正に行われていることを販売先等に示すことができます。
「やまがたGAP」第三者認証制度は国際水準GAPで取り組むべき上記5分野を満たしながらも管理点の数を抑え、国際水準GAP認証取得の練習台として取り組みやすい制度としています。
(1)認証機関:公益財団法人やまがた農業支援センター(山形市緑町 緑町会館内)
(2)対象品目:「米」、「青果物(野菜・果樹)」
(3)認証の対象者:県内で農産物を生産する農業者等で構成する団体又は農業法人
(4)認証の要件:
ア やまがたGAPを申請前3か月以上の期間実践していること
イ 各管理点の適合基準を満たしていること
ウ 年に1回以上内部監査(又は自己点検)が行われていること
(5)審査の方法:団体事務局及び生産現場等で取組状況を審査し、その結果をもとに有識者等で構成する審査判定委員会において、認証の可否を決定します。
(6)認証費用:基本額 12,100円(消費税含む)
認証を取得した団体名や認証取得の手順、申請様式等については公益財団法人やまがた農業支援センターのホームページをご覧ください。
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