ホーム > くらし・環境 > 環境・リサイクル > 廃棄物 > 廃棄物に関する放射性物質等の調査 > 焼却灰の放射性物質の測定結果について(産業廃棄物焼却施設先行調査)H23年8月26日公表

更新日:2023年9月28日

ここから本文です。

焼却灰の放射性物質の測定結果について(産業廃棄物焼却施設先行調査)H23年8月26日公表

環境省からの要請に基づき、産業廃棄物焼却施設(10施設)の設置者に対し、焼却灰の放射性物質濃度(セシウム134及びセシウム137)の測定を先行調査として依頼し、その結果についてとりまとめたので、お知らせします。

なお、東日本大震災に伴う災害廃棄物等の受け入れ施設に係る放射線測定結果はこちらのホームページで公表しています。

1 測定結果の概要

全ての焼却灰等において基準を満たしており、焼却灰は管理型最終処分場への埋立処分が可能であり、溶融スラグ※1は再生利用が可能な状況です。

測定結果
放射性セシウム濃度(セシウム134及びセシウム137の合計)
焼却灰 飛灰※2 38未満~2,160ベクレル/kg
主灰※3 不検出~1,360ベクレル/kg
溶融スラグ 32ベクレル/kg

焼却灰等の取扱いに関する国の基準

セシウム134及び137の合計 保管・処理の概要
100,000ベクレル/kg超 放射線を遮蔽できる施設で保管
100,000ベクレル/kg以下~8,000ベクレル/kg超 放射線を遮蔽できる施設で保管又は
管理型最終処分場に仮置き
8,000ベクレル/kg以下 管理型最終処分場に埋立処分
再生利用の基準
市場に流通する前に製品が100ベクレル/kg以下になる場合は、再生利用が可能
※4

2 今後の対応

本先行調査の対象とならなかった産業廃棄物焼却施設(17施設)についても、現在、測定結果の報告を求めており、結果がまとまり次第公表します。

※1溶融スラグとは、焼却灰を千度以上の高温で溶かした後、冷やして固めたガラス状の粒をいう。
※2飛灰とは、ろ過式集じん機などで捕集した排ガスに含まれているダスト(ばいじん)をいう。
※3主灰とは、ごみを燃やした燃えがらをいう。
※4東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故の影響を受けた廃棄物の処理処分等に関する安全確保の当面の考え方について(平成23年6月3日原子力安全委員会)」及び「放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方(平成23年6月16日原子力災害対策本部)による。

3 測定結果一覧

施設設置者 設置場所 試料採取日 測定対象 測定結果(ベクレル/kg) 検出限界(ベクレル/kg)
セシウム134 セシウム137 合計 セシウム134 セシウム137
株式会社アシスト 村山市大字富並字百森4889-8 7月19日 飛灰 800 940 1,740 33 26
7月19日 主灰 640 720 1,360 28 21
株式会社キヨスミ産研 山形市鋳物町3 7月8日 飛灰 120 130 250 7.5 5.7
7月8日 主灰 11 12 23 4.4 4.8
株式会社ミツワ企業 上山市楢下字柏木立山2295-13 7月28日 飛灰 351 400 751 30 30
7月28日 主灰 38 46 84 30 30
東北クリーン開発株式会社 中山町大字土橋字北ノ沢1146-3 5月25日 飛灰 1,030 1,130 2,160 32 31
5月25日 主灰 88 105 193 17 15
株式会社最上クリーンセンター 最上町大字東法田928-418 7月1日 飛灰 670 790 1,460 33 30
7月1日 主灰 110 140 250 30 30
7月1日 溶融スラグ(飛灰、主灰) 17 15 32 10 8.1
ディスポ株式会社 米沢市大字赤崩19876-1 調査中 飛灰          
調査中 主灰          
オイルケミカルサービス株式会社 庄内町家根合字中荒田33-2 7月18日 飛灰 不検出 20 38未満 18 13
7月15日 主灰 不検出 不検出 不検出 8.2 9.4
小野寺建設株式会社 鶴岡市西目字山田森26-1 7月25日 飛灰 70 210 280 21 23
7月25日 主灰 不検出 35 45未満 10 14
株式会社アール・イー・シー 鶴岡市たらのき代字早坂686 8月4日 飛灰 26 不検出 50未満 18 24
8月1日 主灰 不検出 不検出 不検出 24 18
株式会社幸輪 遊佐町菅里字十里塚2-213 7月15日 飛灰 83 110 193 45 36
7月15日 主灰 不検出 不検出 不検出 18 23

*の施設は一般廃棄物も併せて焼却

注1)合計について、セシウム134及びセシウム137の両方が不検出の場合、不検出と記載
注2)合計について、セシウム134及びセシウム137の一方が検出され、他方が不検出の場合、検出値と(不検出の物質の)検出下限値を合算した数値未満と記載

4 報道発表資料

お問い合わせ

環境エネルギー部循環型社会推進課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-3021

ファックス番号:023-625-7991