ホーム > 県政情報 > 山形県の紹介 > 組織案内 > 庄内総合支庁産業経済部 > 森林整備課(森づくり推進室) > 出羽庄内公益の森づくり事業
更新日:2025年8月1日
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山形県の日本海沿岸に位置する庄内砂丘は、延長約33km、面積約2,500haの日本有数の規模の海岸林(クロマツの砂防林)に覆われています。この海岸林は、飛砂を防ぐために造成されてきた歴史的な遺産であり、現在も庄内地域の暮らしや産業の基盤としてその役割を果たしています。しかし、近年は燃料革命に伴う手入れの不足、1979年から庄内地域で発生した松くい虫被害により荒廃した松林が増えている状況にあります。このため、現在、関係機関(庄内森林管理署・山形県・鶴岡市・酒田市・遊佐町)が協力・連携しながら、松くい虫被害の防除対策に取り組んでいます。
また、地域の共有財産である海岸林を地域の力で守り育てようという意識も高まっています。このような動きを踏まえ、山形県庄内総合支庁では、行政機関だけではなく多様な主体の協働による海岸林保全を目指す「出羽庄内公益の森整備事業」を平成14年度から行っています。平成19年度からは、やまがた緑環境税充当事業として「出羽庄内公益の森づくり事業」と名称を改め、継続的な取り組みを実施しています。
多様な団体(行政機関・教育機関・森林ボランティア団体・森林組合等)による庄内海岸砂防林の保全活動等に関する意見、情報交換の場として、平成14年度から開催しています。また、平成25年度から本会の松原再生計画推進部会内に「庄内海岸松原再生計画(平成20年3月策定)」の見直し検討チームを設置し、改訂作業等を進めています。
令和7年度
前年度作成した提案書の「新たなゾーニング」の概要を計画書に加筆しました。
令和6年度
庄内海岸林の持続可能な管理を目指し、松くい虫被害対策の選択と集中に基づいた「新たなゾーニング」の提案を行いました。
令和5年度
前回の見直しから5年が経過したことから、計画書全般を現状に合った内容に改訂しました。
【令和6年3月18日追記】本文を一部訂正した。訂正内容(PDF:46KB)
令和4年度
「庄内海岸林施業管理指針」の改訂を行いました。
平成30年度
見直し検討チームによる作業結果に基づき、「庄内海岸砂防林の現状と課題」及び「松原再生計画の推進体制」を全面改訂しました。
↓「庄内海岸松原再生計画」、「庄内海岸林施業管理指針」の原版はこちら↓
関係団体との協力体制によりボランティア活動を推進しています。
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