更新日:2023年10月4日

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感染性胃腸炎に注意!

冬から春にかけて、学校や介護保険施設における「感染性胃腸炎」の集団発生が全国各地で報告されております。原因の大部分は、「ノロウイルス」(※注)によるものです。一般には軽症例が多いのですが、要介護高齢者が罹患した場合は重症化する場合があります。また、ノロウイルスは感染力が極めて強いので、各施設において感染症の標準予防策を徹底しないと、介護サービスを介して容易に感染が拡大してしまいます。
(※注)ノロウイルス:以前はSRSV(小型球形ウイルス)と呼ばれていましたが、国際的に名称が変更されました。このウイルスは、飲食物や手指を介して口から侵入しますが、数十個のウイルスを飲んだだけで胃腸炎を起こすので、糞便や吐物等を処理する際の汚染回避(手袋、マスクの着用等)が特に重要です。

施設で気をつけることは・・・

  • 入所者の健康状態を巡回ごとに把握し、胃腸炎症状(特に下痢や嘔吐)があれば医師(嘱託医)に報告し、診察や治療を受けるようにしてください。また、胃腸炎患者の増加傾向を認めた場合は、医師に相談のうえ、すぐに村山保健所にも連絡してください。
  • 職員は、感染症の標準予防策を徹底してください。特に手指の洗浄(手洗い)については、看護・介護従事者全員で実地研修を行うよう計画してください。
  • 入所者の食事介助の前に、職員は手洗いを十分行い、擦り込み式の手指消毒剤を用いた消毒を行ってください。(手荒れに注意し、ハンドケアにもご留意ください。)
  • おむつ交換や吐物の処理時には、予防衣・マスクを着用し、使い捨ての手袋を着用し、1処置1手袋で対応してください。
  • 感染性胃腸炎の症状のある方は、可能なかぎり個室で対応するか、同じ症状の方は1つの部屋または区域でまとめて対応してください。
  • 感染性胃腸炎発生時は、施設全体で行う行事や、飲食はできるだけ避けてください。
  • 入所者に胃腸炎症状がある場合は、脱水症や嘔吐時の誤飲等に十分注意してください。

入所者が気をつけることは・・・

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