更新日:2025年9月19日
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厚生労働省は毎年9月24日から9月30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定め、結核やその他の呼吸器感染症について普及啓発を行っています。
2024年に日本で新たに結核と診断された患者数は10,051人で1,400人以上が命を落としています。また、医療機関から保健所に届出される感染症の中で最も多く、結核は決して過去の病気ではありません。
半数以上が高齢者の結核ですが、若い世代での外国出生者の患者が増えており、高齢者と外国出生者の結核が課題になっています。
また、先に流行した新型コロナウイルス感染症の経験から、呼吸器感染症の感染対策の重要性が高まっています。
結核を含む呼吸器感染症を予防するためには、一人一人が正しい知識を持つことが大切です。
最上保健所では、「結核・呼吸器感染症予防週間」に合わせて、最上総合支庁1階ロビーにおいて、ポスターやリーフレットの展示を行っています。この機会にぜひご覧ください。
【令和7年度結核・呼吸器感染症予防週間ポスター】
結核は空気中に漂う結核菌を吸い込むことによって感染し、肺の中で炎症が起きる病気です。
結核の症状は、風邪の症状とよく似ています。2週間以上、咳や痰、発熱等が続いた場合は結核も疑って医療機関に受診しましょう。早めの受診は、重症化や周囲への感染拡大防止につながります。
また、結核では咳や痰といった明らかな症状が出ないこともあります。早期発見のため、定期的に職場健診や住民健診等で胸部X線検査を受けましょう。
高齢者施設向けのチラシ(最上保健所作成チラシ)(PDF:635KB)
外国人労働者を雇用する企業向けのチラシ(最上保健所作成チラシ)(PDF:558KB)
呼吸器感染症は、ウイルスや細菌等の病原体が肺や気管支といった呼吸器に入って炎症を起こす病気です。感染した人の咳やくしゃみ等に含まれる病原体を吸い込んだり、病原体が付着した手で口や鼻に触れることで感染します。
主な疾患としては、新型コロナウイルス、インフルエンザ、RSウイルス感染症、百日咳、マイコプラズマ肺炎等があり、秋から冬にかけて流行しやすいです。
呼吸器感染症を予防するためにも、咳等の症状がある場合のマスク着用、手洗い・うがいの徹底、こまめな換気、ワクチン接種等の感染対策に努めましょう。
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