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更新日:2022年4月5日

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令和4年度当初にあたっての職員に対する知事あいさつ

令和4年4月1日

職員の皆さん、おはようございます。

梅の花がほころび、ふきのとうが芽を出し、本県にもようやく春が訪れました。

今年は何度も大雪に見舞われ、低温が続き、厳しい冬となりました。

そのうえ、新型コロナが猛威を振るい、さらに3月16日の深夜には最大震度6強の地震まで発生し、東北地方は大混乱となりました。

改めて、この度の地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 

当日は私も深夜に登庁したわけでありますが、県庁に近づくにつれて、大勢の職員の皆さんが続々と駆け付ける姿が目に入りました。

ひとたび災害が起きれば、「いざ、県民のために」と登庁する皆さんの姿が、11年前の東日本大震災の時と重なり、目頭が熱くなりました。

皆さんのような県職員がいる限り、山形県は安泰だと強く思いました。

この度の地震で、5名の県民が怪我をされましたが、県内の被害は思ったより少なく、隣県への応援を依頼されたところです。

そこで、本県から、延べ72名の県及び市町村の職員を福島県の被災地に派遣し、福島県知事からはお礼の電話がありました。

被災地に出向して頂いた職員の皆さん、本当にご苦労様でした。

被災地の一日も早い復旧・復興を切に願っております。

 

さて、いよいよ本日から令和4年度のスタートです。

パンデミックが始まってから、世界の感染者数は4億8千万人を超えました。

日本の累計感染者数は約644万人。これは国民の20人に1人が感染したことになります。

本県の累計感染者数は約1万7千人。県民の100人のうち1人以上が感染したことになり、このまま行けば1か月後には50人に1人が感染したことになると想定されます。

最近は、誰もが身近なところで感染確認されているのではないでしょうか。

卒業式や入学式などを見ましても、現場でしっかりと感染対策を行いながら実施しておられます。

私も今年に入り、2回県外出張をしましたが、出発前と帰宅後にPCR検査を行い、陰性であることを確認しながら業務を行っております。

2年前は正体不明の怪物と闘っているような毎日でありました。

県民の皆様も不安と恐怖の日々を過ごされていたと思いますが、最近はワクチン接種も進み、マスクなどの基本的な感染防止対策を講じながらではありますが、以前の生活に近い生活を取り戻しつつあるのではないかと思料しているところです。正しく恐れながら、日常生活を取り戻していく期間になっているものと思います。

 

思えば、新型コロナが私たちの生活に影響を及ぼすようになってから、早くも2年以上が経過しております。

この間、職員の皆さんには、県民の皆様の命と生活を守ることを最優先に、医療提供体制の確保やワクチン接種などの感染防止策はもちろん、地域経済の再生や雇用の維持・確保、困窮者支援など、ご尽力いただいておりますことに、まずもって感謝を申し上げます。

特に、県内では昨年末に感染力の強いオミクロン株の陽性者が確認されて以降、保育園や学校、高齢者施設などでクラスターが多数確認されるなど、感染の第6波に突入しました。

1月下旬には、本県で初めてとなる「まん延防止等重点措置」の適用を要請し、ピーク時は一日の新規感染者数が350人まで達し、そのあと減少傾向となりました。が、最近は人の移動も増え、さらに、徐々にではありますがBA2に置き換わりが進んでいる可能性もあり、予断を許さない状況となっております。

そんな中でも、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、全国でも少ない方から4番目につけているところです。
これもひとえに、医療従事者の皆様はじめ県民の皆様、事業者の皆様、市町村、関係団体の皆様のご努力・ご尽力のおかげと思っており、深く感謝申し上げます。

新年度を迎え、進学や就職・転勤など、今後も人々の移動や会食が多くなるシーズンでありますので、改めて気を引き締めて、不織布マスクの着用や、こまめな手洗い、消毒、密閉・密集・密接のすべてを避けるゼロ密、換気の励行など基本的な感染防止策を徹底していただきたいと思っております。

 

今後も新型コロナの感染拡大防止に向けて、油断なく対策を講じていく必要がありますが、これからは更に、これまでの経験や対策から得た知見や教訓を活かし、感染拡大防止と経済活動を両立させて、ウィズコロナ、ポストコロナの新しい社会を目指していく必要があると考えます。

具体的には、新型コロナを契機に急速に進行しているデジタル化への対応とデジタル人材の育成は急務であります。

また、SDGsの視点を生かして、誰一人取り残さない山形県を創っていかなければなりません。

「ゼロカーボン2050」を宣言した県として、2050年脱炭素社会を目指して、カーボンニュートラルを着実に実現していく必要があります。

ウィズコロナの状況にあっても、県政最大の課題である人口減少や少子高齢化は依然として進行しております。

私たちは、直面するコロナの危機から県民の皆様の命と健康を守りつつ、こういった諸課題に敢然と立ち向かい、大きく傷んでしまった地域経済を再生させて、山形県の元気を取り戻していかなければなりません。

 

そのための組織体制として、幼少期からふるさと愛を育み、県内定着・回帰を促進していくため、しあわせ子育て政策課内に「山形わくわく体験支援室」、教育庁においても、生涯教育・学習課内に「郷土愛育成室」を新設いたしました。

また、ポストコロナを見据えた産業経済の振興・活性化を強力に推進していくため、産業労働部の全ての課を再編し、「産業創造振興課」、「スタートアップ推進室」、「産業技術イノベーション課」、「次世代産業振興室」などを新設いたしました。

農林水産部においては、「美味い山形流通販売推進室」、「園芸大国推進課」、「専門職大学整備推進課」を新設したところであります。

そして、やまがた強靭化のためには、総合交通政策課内に、「米沢トンネル(仮称)事業化・沿線活性化推進室」を新設いたしました。

さらには、本県全体の魅力を発信するため、「くらすべ山形魅力発信課」、そして令和5年度開催に向けた準備を進めるため、「国民スポーツ大会推進室」を新設したところであります。

このように、新しい組織体制の整備を行いました。この体制で、顕在化した課題への対応や新たな成長分野に積極果敢にチャレンジしてまいりましょう。

こうした取り組みを通して、「第4次山形県総合発展計画」の基本目標であります、「人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形」を実現してまいりましょう。

 

さて、ここで、今年度の、本県における大きな動きやトピックに触れたいと思います。

いよいよ本日から、山形春旅キャンペーンが始まりますし、同じく本日から、南東北3県とJR東日本が連携しての、春の観光キャンペーンが6月30日まで開催されます。

これを機会に、長らく低迷し、疲弊していた観光産業を復活させていきましょう。

また、県が開発した大玉さくらんぼの新品種「やまがた紅王」が、いよいよ今年、プレデビューいたします。さくらんぼといえば山形、山形といえばさくらんぼです。さくらんぼ県山形の将来を担う期待の大型新人として、国内外の人々の心をつかむように育てていきましょう。

そして、いよいよこの5月から、路線バス等で利用できる交通系ICカード「チェリカ」が県内で一斉導入され、地域交通の利便性向上が期待されます。

東北中央自動車道の東根~尾花沢間が全線開通し、いよいよ、新庄市まで首都圏と高速道路でつながる予定です。

さらに、8月には、北海道・東北地方では初となる第6回「山の日」全国大会が、本県蔵王を主会場に、「山を想い、山を愛し、山と生きる。~樹氷輝く蔵王の山形から、未来へ~」を大会テーマに開催されます。

これを機会に、山形の豊かな自然、山の魅力や精神文化を全国に向けて大きく発信していきましょう。

こうした新しい取り組みやイベントの成果一つひとつを着実に積み上げて、観光誘客の促進や、交流人口の拡大、さらには産業の振興など、今後の本県の更なる発展と飛躍につなげてまいりましょう。

 

また、今年度は、将来の奥羽新幹線にもつながる、喫緊かつ最優先の課題である、山形新幹線「米沢トンネル(仮称)」の事業化に向けた、JR東日本との共同調査を進めることとしております。

私は、この「米沢トンネル(仮称)」は、本県の未来を拓く希望のトンネルだと思っております。

本県の将来の発展は、このトンネルにかかっていると言っても過言ではありません。

何十年もかかるビッグプロジェクトでありますから、オール山形で、官民一体となって、全ての叡智を結集し、全力で取り組んでまいりましょう。

 

結びになりますが、現代は、新型コロナをはじめ、年々激甚化・頻発化する自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮によるミサイル発射といった国際情勢など、将来を見通すことが難しい時代になってきております。

しかしながら、こういう時代だからこそ、私たちは一人一人がその持てる力を大いに発揮することが強く求められているのではないでしょうか。

パンデミックや不穏な国際情勢も、いつかは終結する時が必ずやってきます。
それは歴史が証明しています。

次世代のために、子どもや孫の世代のために、私たちはこの時代を乗り越えて、希望と活力に満ちた山形県を実現していかなければなりません。

こういう時代に生きることを不運と思わず、皆さん一人一人の力を最大限に発揮して、私と一緒に新しい山形県を創っていっていただきたいと思います。

失敗を恐れず、少しくらいつまずいても立ち直ることが大事であります。

「県民のために」という一念をしっかりと胸に刻んで、敢然と前に進んでまいりましょう。
そのためにも、心身の健康を大切に、職員同士で声を掛け合って、働きやすい、風通しの良い職場を一緒に作ってまいりましょう。

職員の皆さんには、改めて、「県民視点」、「対話重視」、「現場主義」を大切にしながら、県民のための県政、県民のための県庁を一緒に作っていただきたいと思っております。

課題山積の中ではありますが、共にこの難局を乗り越えてまいりましょう。

今年度もよろしくお願いいたします。

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