ホーム > 産業・しごと > 研究開発・科学技術・情報通信 > 科学技術 > 山形県科学技術奨励賞 > 山形県科学技術奨励賞について > 第21回山形県科学技術奨励賞授与式・研究発表会
更新日:2023年4月6日
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この知事表彰は、科学技術に関して優れた研究成果をあげた県内の若手研究者を表彰し、研究意欲の向上を図るとともに、将来の研究者の確保に資することを目的としています。令和4年度で21回目を迎え、受賞者には、知事から表彰状と副賞(記念品及び研究奨励金10万円)を授与いたしました。また、受賞者2名による研究成果発表会も行われました。
記念撮影
左より、伊藤科学技術奨励賞審査委員長・長氏・吉村知事・髙木氏・我妻産業労働部長
氏名:髙木 牧子(たかぎ まきこ)氏
所属:山形県水産研究所 主任専門研究員
業績:「庄内おばこサワラのブランド力維持と研究所が果たす役割」
授賞理由:鮮度保持技術により庄内おばこサワラとしてブランド化したサワラに対して、糖やアミノ酸などの代謝物質を一斉に分析するメタボローム解析を活用して科学的に「熟成」を評価することで、鮮度保持技術及びブランド力を向上させた。また、マダイやマフグなど他の魚種にも横展開し、鮮度保持技術を開発することで、新たなブランド化を提案している。はえ縄漁業者の漁家経営を改善させるなど、県内水産業の活性化に寄与しており、今後もさらなる発展が期待される。
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氏名:長 俊広(ちょう としひろ)氏
所属:山形県工業技術センター 専門研究員
業績:「山形県農産資源からの有用微生物分離と利用、発酵産業支援」
授賞理由:発酵食品の製造に使用される乳酸菌について、山形県産野菜や漬物から新規株を単離し、その生理機能や加工特性を明らかにした。得られた成果を県内企業に技術移転し、多くの高付加価値な新規発酵食品の製品化につなげている。また、本県の発酵食品産業の課題である人材育成、設備不足に対応するため、県工業技術センター内に発酵試作支援センターを開設するなど、県内の発酵食品産業の発展に貢献しており、今後も活躍が期待される。
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デザイン:東北芸術工科大学 黒田良行氏
製作:(有)たくみまさの、佐野屋鋳金工芸
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