更新日:2020年10月12日

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第17回山形県科学技術奨励賞授与式・研究発表会

第17回山形県科学技術奨励賞の授与式が行われました。

この知事表彰は、科学技術に関して優れた研究成果をあげた県内の若手研究者を表彰し、研究意欲の向上を図るとともに、将来の研究者の確保に資することを目的としています。今年で17回目を迎え、受賞者には、知事から表彰状と副賞(記念品及び研究奨励金)を授与いたしました。

また、当日はあわせて、本県が平成29年度に実施した研究開発のうち、特に優秀な成果をおさめた研究課題が紹介されました。

授与式の前には、受賞者2名と優秀研究課題の成果発表が行われました。

第17回奨励賞授与式写真

記念撮影
後列左より、駒林氏・太田氏・泉妻氏・平田氏・中村氏
前列左より、伊藤科学技術奨励賞審査委員長・荒川氏・吉村知事・齊藤氏・平山商工労働部長

受賞者

氏名:荒川 和晴(あらかわ かずはる)氏

所属:慶應義塾大学先端生命科学研究所 准教授

業績:「非モデル生物のシステムゲノム科学による新規有用物質の発見」
非モデル生物等の様々な生物から得られるデータを、バイオインフォマティクス解析を活用し、多数の新規有用物質を発見する研究で大きな成果を挙げている。また、企業と共同開発を行うなど、新たな産業に繋がることが期待される。

発表概要はこちらからご覧になれます。

受賞者

氏名:齊藤 寛史(さいとう ひろし)氏

所属:山形県工業技術センター 専門研究員

業績:「金型鋼や脆性材料の超精密切削技術の高度化に関する研究」
脆性材料である単結晶シリコンの高能率鏡面加工や、金型鋼の鏡面加工などを可能にする超精密加工技術の開発に取り組み成果を挙げている。研究成果は一部技術移転などを通し、県内企業の技術向上や付加価値向上に寄与するなど本県への貢献度も高い。

発表概要はこちらからご覧になれます。

記念品について

  • 副賞レリーフはブロンズ製、楯は金山杉製。
  • 本県若手研究者の『いぶき』を象徴する賞にふさわしく、「いぶき」をイメージしたもの。
    中央部は、未来を切り開く「知」の核を抱きそこから溢れ出る「エネルギー」を表現し、上部は、未来に向かって伸びていく力強さを表現している。

デザイン:東北芸術工科大学 黒田良行氏
製作:(有)たくみまさの、佐野屋鋳金工芸

平成29年度 山形県試験研究機関優秀研究課題発表

研究課題 所属・氏名 研究概要
コロナウイルスの疫学研究-迅速定量遺伝子検出系及びウイルス分離方法の確立-

衛生研究所

専門研究員

駒林 賢一

ヒトコロナウイルスについて、長期的かつ詳細な疫学解析を視野に、迅速に同定・定量を可能とするリアルタイムPCR法による新たな遺伝子検出系、ならびにヒトコロナウイルス229Eの効率的な分離法を確立した。

誤食が多い有毒植物トリカブトに特異的な検出法の確立

衛生研究所

専門研究員

太田 康介

トリカブト食中毒の原因究明に利用可能な検査手法の確立を目指した。PCR法によるトリカブト遺伝子の特異的検出法を確立した。また、食中毒検体として想定される様々な試料で検出可能であることを確認した。

難削材の複雑形状加工を可能とするカーボンナノチューブ複合長寿命レジンボンド砥石の開発

工業技術センター

研究員

泉妻 孝迪

カーボンナノチューブ複合レジンボンド砥石を開発し、耐熱合金などのハイレシプロ加工において課題であった砥粒脱落の抑制及び超硬合金などの工具研削において課題であった耐熱性・放熱性・高温耐摩耗性の改善を実現した。

麻及び絹の捲縮加工による春夏素材の開発

工業技術センター

専門研究員

平田 充弘

青苧のマーセル化加工及び絹の塩縮加工に取り組み、これをもとに青苧と絹(きびそ)の混紡糸を作成し、春夏向けのニット製品を試作した。

菌根菌(ショウロ)感染キャビティコンテナクロマツ苗生産技術の開発

森林研究研修センター

研究開発専門員

中村 人史

クロマツ苗の耐病性を高め、かつ「きのこ」としての価値が高い菌根菌の感染特性を明らかにし、効率的にクロマツ苗に感染させる技術を開発した。

お問い合わせ

産業労働部工業戦略技術振興課科学技術振興担当

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2192

ファックス番号:023-630-2695